アート

Posted on 2018-06-21
待望のアジア初回顧展「ゴードン・マッタ=クラーク展」


《スプリッティング》1974年ゴードン・マッタ=クラーク財団&デイヴィッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)蔵 
©The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong. 


没後40年でもなお世界中の注目を集めるアーティスト
2018年(平成30年)6月19日(火)から9月17日(月・祝)まで、東京・竹橋の東京国立近代美術館で「ゴードン・マッタ=クラーク展」が開催されます。

ゴードン・マッタ=クラーク(1943~78)は、1970年代にニューヨークを中心に活躍し、35歳で夭折したアーティストです。

彼はアート、建築、ストリートカルチャー、食など多くの分野で現在もフォロワーを生み続けています。

昨年はポルトガル、ドイツ、アメリカで個展が開催され、今後はフランス(2018年)、エストニア(2019年)での展覧会も予定されるなど、現在もその人気は絶大です。

取り壊し前の建物を切断し、見慣れた日常をまったく新たな空間・時間へと変容させる「ビルディング・カット」をはじめ、軽やかでクール、そしてポエティックな彼の活動は、没後40年となる今日もなお、世界中の注目を集めています。

そんな彼の待望のアジア初回顧展です。

住まい、ストリート、港、市場、ミュージアム

都市を舞台に活動したマッタ=クラークにとって重要だった5つの「場所」にフォーカスし、彫刻・映像・写真・ドローイング・関連資料など約200点を紹介します。

1970年代ニューヨークの文化的、社会的背景を示す資料や、現在の東京に関わる資料なども展示し、変転する現代の都市における、マッタ=クラークの実践の今日的意味を浮かび上がらせます。

マッタ=クラークの代表作、建物の一部を切り取る「ビルディング・カット」シリーズの中で最大規模の立体作品《スプリッティング:四つの角》(サンフランシスコ近代美術館蔵)が初来日するなど、これまでほとんどアメリカから出ることのなかった貴重な作品を見ることができる機会です。

ゴードン・マッタ=クラーク展
会期
 2018年(平成30年)6月19日(火)から9月17日(月・祝)まで
会場 東京国立近代美術館
観覧料 一般1200(900)円、大学生800(500)円
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
※高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。

《スプリッティング:四つの角》1974年サンフランシスコ近代美術館蔵 
San Francisco Museum of Modern Art, Purchase through a gift of Phyllis C. Wattis, The Art Supporting Foundation, the Shirley Ross Davis Fund, and the Accessions Committee Fund: gift of Mimi and Peter Haas, Niko and Steve Mayer, Christine and Michael Murra; Photo: Ben Blackwell; Courtesy the San Francisco Museum of Modern Art. 

レストラン「フード」の前で、ゴードン・マッタ=クラーク、キャロル・グッデン、ティナ・ジルアール1971年個人蔵Photo: Richard Landry 
© The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy Richard Landry, The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong. 

《日の終わり》1975年ゴードン・マッタ=クラーク財団&デイヴィッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)蔵 
©The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy The Estate of Gordon Matta-Clark and David Zwirner, New York/London/Hong Kong. 




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