歴史

Posted on 2011-02-09
戦国スーパーセレブ・江 2011年NHK大河ドラマ特別展「江~姫たちの戦国~」


Writer:蓬田(よも)修一

江戸東京博物館(東京・両国)では、2011年1月2日(日)から2月20日(日)まで、2011年NHK大河ドラマ特別展「江~姫たちの戦国~」を開催しています。

元亀4年(1573)、近江国小谷城主・浅井長政と、織田信長の妹・市との間に生まれた江。

その姉には、豊臣秀吉の側室となった茶々(淀)、京極家当主・高次の正室となった初がいました。

戦乱で両親を亡くした江は、幼くして尾張国・佐治一成に嫁ぎます。

しかし、秀吉の命で離縁、その甥・秀勝と再婚するも、すぐに死別。

そして文禄4年(1595)、徳川家康の三男・秀忠の妻となるのです。

本展では、2011年NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の放送と連動して、江をはじめ戦国の姫たちや浅井三姉妹を取り巻く人々の遺品や歴史資料などから、江の波乱に満ちた生涯をたどります。

「徳川秀忠室[浅井氏]画像(伝)」(部分)大正2年(1913)東京大学史料編纂所蔵 (展示期間:1月2日~1月15日)*原本は「崇源院(江)像」(京都・養源院蔵)

「福井県指定文化財 絹本著色京極高次夫人像」江戸時代 福井・常高寺蔵(展示期間:2月5日~2月20日)

展覧会の構成

【Ⅰ江の父母と伯父】
父母・伯父を戦乱で亡くした三姉妹の波乱に満ちた子ども時代を、肖像画や歴史資料などから探ります。

【Ⅱ江の姉・茶々が嫁いだ豊臣家】
元和元年(1615)は、茶々は秀吉亡き後の豊臣家を背負って、徳川家康と大坂の陣で戦い自害に追い込まれます。

栄華と悲劇が織り交ざった生涯を、豊臣家をとりまく人物模様を中心に展観します。

【Ⅲ江の姉・初と京極家】
初が嫁入りした京極家は、鎌倉時代以来続く北近江の守護家でした。

初は関ヶ原合戦に際しては大津城に籠城して戦い、大坂の陣では姉の家・豊臣家と、妹の家・徳川家の和睦を目指して奔走しましたが果たせず、大坂落城により姉・茶々を失いました。

初は寛永10年(1633)、三姉妹の中では最も長生きして江戸で没します。その温厚で柔和な性格を、自筆消息などで紹介します。

【Ⅳ江が嫁いだ徳川家】
江は、徳川家との関係強化を求めていた秀吉の命によって、文禄4年(1595)に23歳で徳川家康の三男・秀忠と結婚しました。

江と秀忠の間には、二男五女の子どもたちがいました。
嫡男・家光は第3代将軍に、弟・忠長は駿府城主となりました。

長女・千姫は豊臣秀頼の妻に、次女・珠姫は前田利常夫人、三女・勝姫は福井藩主松平忠直夫人、四女・初姫は京極忠高夫人、五女・和子(東福門院)は後水尾天皇の中宮となり、明正天皇を産みました。

多彩で華麗な人脈を通して、戦国時代を生き抜いた江は寛永3年(1626)に死去し、将軍正室として増上寺の広大な墓地に葬られます。

江戸東京博物館ホームページ


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