アート / マーケティング

Posted on 2018-10-17
2018東美アートフェア 美術作品を鑑賞して購入もできる


 


熟練コレクターの混じって若い来場者の姿も多い
「2018東美アートフェア」が、2018年(平成30年)10月12日(金)から14日(日)まで、東京美術倶楽部(東京・港区)で開催されました。

国内アートフェアの先駆け「東美特別展」から派生して誕生したフェアで、1999年から開かれています。

フェアには、東京美術商協同組合に所属する組合員102店が出店しました。

東京美術商協同組合は、およそ500店舗が加盟している美術商組合です。同組合の前身は、1924年に設立された東京美術商親交組合。厳しい入会規程を満たした組合員で構成されているため、美術界からは高い信頼を得ています。

フェアの会場には、古くは縄文土器から、古代中国、李氏朝鮮時代の古美術、近代美術、現代美術など幅広いジャンルの美術作品が揃いました。

また、質の高い軸や茶碗、茶道具といった茶道文化を支える作品も多数出品されていました。

美術館や博物館では、作品をガラスケースに入れて展示しているケースが普通ですが、東美アートフェアの出展ブースはガラスケースに入っておらず、間近で美術品を鑑賞でき、手に取って感触を確かめられる作品もたくさんありました。

東美アートフェアは鑑賞だけではなく、購入できるのも特色です。

高額な作品もありますが、比較的手頃な価格の作品も売られています。

会場には、美術品に造詣の深いコレクターの中に混じって、若い人の姿も多く見られました。

美術品コレクションに関心のある人にとっては、絶好のフェアだと言えるでしょう。

日本のアート市場は、GDP規模(IMF調査で世界3位)および、100万ドル以上の資産を持つ富裕層数(クレディスイス調査で世界2位)から考えると、成長の余地は大きいと考えられます。

今後の日本のアート市場を牽引するひとつのフェアとして、東美アートフェアはさらに発展していきそうです。

 

 




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