マーケティング / 音楽
Posted on 2018-11-19
【レビュー】モジュラーシンセ&エレクトロニックミュージックの祭典「Tokyo Festival of Modular 2018」
展示会とコンサートで構成
「Tokyo Festival of Modular 2018」(以下“TFoM”)は、日本最大級のモジュラーシンセサイザーとエレクトロニック・ミュージックによるフェスティバルだ。
5周年となった今回は、2018年11月17日・18日、東京・渋谷のContactおよびSTUDIO MISSIONで開催された。
モジュラーシンセサイザーは、電子音の発信機、フィルター、アンプといった独立したモジュールをラインでつなぎあわせ、自分だけの音作りが楽しめる楽器だ。
1960年代から70年代にかけて、多くのアーティストが使ってきたが、80年代以降、デジタルテクノロジーを駆使した楽器の普及により、影を潜めてしまった。
しかし数年前から、自由に音作りができるモジュラーシンセサイザーの特徴が見直されてきた。
現在は、デジタル技術の進化によって、新たな着想と可能性を秘めたサウンドツールとなり、世界中のエレクトロニック・ミュージックシーンから注目され、人気と期待は年とともに高まりつつある。
今回のTFoMは、STUDIO MISSIONを会場にして、モジュラーシンセサイザーのメーカーなどが出展する展示会、Contactを会場にモジュラーシンセサイザー・アーティストが出演するコンサートが開催された。
展示会には、国内外のモジュラーシンセサイザーメーカーや販売店などが出展した。出展企業は以下の通りだ。
G200KG
DIRIGENT
CENTRE VILLAGE
HIKARI INSTRUMENTS
X-FADE MODULAR
QUICCO SOUND
FIVEG
ALYSEUM
DOTRED/ACL
4MS COMPANY
1010music
KOMA ELEKTRONIK
co_etsu_co
ELEKTRON
TEENAGE ENGINEERING
MALEKKO
TOUELLSKOUARN
OSCILLOSAURUS
WORNG
MAKE NOISE
WURLY’S
MEDIA INTEGRATION
KORG
ROLAND
Mi7
UMBRELLA COMPANY
CLOCKFACE MODULAR
VIVICAT GREEN
HOOKUP, INC.
会場には、企業ブースによる展示のほか、アーティストによるレクチャーが行われ、ビギナーコーナー、中古機材を扱うコーナーも設置された。
一方、コンサートには、国内外から招聘したおよそ40組のモジュラーシンセ・アーティストが参加した。
Daedelus (US)
Richard Devine (US)
Phew
Chris Goudreau (US)
Masayasu Tzboguchi + Manami Kakudo
Mudlogger (Thailand)
Noroeste (France/Russia)
n³ (Spain)
Udo Moll (Germany)
Timmy Lok (Hong Kong)
Doravideo
Kensuke Ishii
KMMR
Ipnoteca (Italy/Japan)
Kotaro Mitsuno (Germany/Japan)
Taro Aiko (MASF, Endon)
Saraam (moph records, Constant Value)
Dave Skipper (UK/Japan)
Kabuki (Germany)
YeoNo (South Korea)
Radek Rudnicki (New Zealand)
Xenosine (Australia)
Bagus Pandega (Indonesia)
Nutchapoon Choosakul (Thailand)
Maf (China)
HATAKEN
Jun Morita
Yasunobu Suzuki (Sludge Tapes)
Machina (South Korea/Japan)
NNFA
Akihiko Matsumoto
Pikamachi (Hikari Instruments)
Z_Hyper
Andy Couzens (UK/Japan)
100take
VJアーティスト
Aiko
Ethan Drown Hurlburt
100take
(アーティスト名は、会期中配布されたTFoMパンフレットによる)
(Photo:Media & Communication 蓬田修一)
※写真は11月17日に撮影。
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