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Posted on 2019-03-29
【レビュー】「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」宮殿の生活、オスマン帝国の美意識や文化、芸術観を紹介


 


日本との友好関係を示す明治期の日本美術品の里帰り展示も
2019年(平成31年)3月20日(水)から5月20日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」が開催中です。

イスタンブルのトプカプ宮殿博物館が所蔵する貴重な宝飾品、美術工芸品をとおして、花々、とりわけチューリップを愛でた宮殿の生活、オスマン帝国の美意識や文化、芸術観が紹介されています。

会場構成は次のとおりです。

第1章 トプカプ宮殿とスルタン
第2章 オスマン帝国の宮殿とチューリップ
第3章 トルコと日本の交流

チューリップはトルコ国民に愛されている花です。会場にはチューリップがあしらわれた宝飾品や工芸品をはじめ、食器、武器、書籍など、約170点が展示されています。

日本とトルコの友好関係にも光が当てられています。オスマン帝国のスルタンと日本の皇室の交流を示す品々や、明治期の日本美術品も紹介されています。

会場はゆったりしたレイアウトです。イスラム建築の支柱のような造作物や、花柄模様でデザインされた壁面が効果的に配置されていて、とても印象的です。

書斎、礼拝の間、ハレム、チューリップが咲き誇る中庭などをモチーフにした空間が広がり、トプカプ宮殿を体感できる空間づくりがされています。

なお、本展覧会は東京での開催終了後、京都国立近代美術館で2019年6月14日(金)~7月28日(日)、巡回開催されます。

トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美
会期
 2019年(平成31年)3月20日(水)から5月20日(月)まで
会場 国立新美術館 企画展示室2E
入館料 一般1600円、大学生1200円、高校生800円、中学生以下無料
※4月27日(土)〜29日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)

写真は、3月19日に行われたプレス内覧会で撮影した会場のもようです。

 

 

 

 

 




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