アート / 人事
Posted on 2026-03-25
国立新美術館 菅谷富夫氏が2026年4月1日から新館長に
東京・六本木にある国立新美術館では、逢坂惠理子館長が2026年3月31日をもって退任し、2026年4月1日付で菅谷富夫(すがや・とみお)氏が新たな館長に就任する。
逢坂館長は2019年10月の館長就任以来6年にわたり国立新美術館を率いるとともに、2021年7月からは独立行政法人国立美術館理事長も兼務してきた。
新たに就任する菅谷富夫氏は、大阪中之島美術館準備室において「美術都市・大阪の発見」展(1997 年)、「早川良雄の時代」展(2002 年)などを中心に近代デザイン、写真、現代美術の分野で数々の展覧会を手掛け、2017年からは準備室長として新しい美術館整備を統括し、2022年からは開館した大阪中之島美術館の館長として意欲的な運営に努めてきた。
逢坂惠理子館長 退任挨拶
このたび、私は2026年3月31日をもって、独立行政法人国立美術館理事長ならびに国立新美術館長を退任いたします。この6年間、ご支援いただきました多くの皆様に心より御礼申し上げます。
国立新美術館は、美術のみならずデザイン、ファッション、建築、マンガ、アニメ、パフォーマンスなど多様な展覧会を開催し、来館者が アートと出会う充実した体験の場の提供に寄与してまいりました。
コロナ禍が終息しつつある中、2,000㎡におよぶ展示空間を生かしたダイナミックな李禹煥の大回顧展や蔡國強、大巻伸嗣などの個展を開催するとともに、新たに、パブリックスペースを使って若い世代の作家を紹介する現代美術の小企画「NACT View」を始動いたしました。
教育プログラムにおいても、アーティストを塾長に迎え、10代に焦点をあてた「NACT YOUTH PROJECT 新美塾!」を実施しました。
また香港のM+(エムプラス)と協働した展覧会の開催をはじめとする国際ネットワークの強化や海外発信、自己収入の獲得にも創意工夫を重ね、ユニークべニューの活用、クラウドファンディングにも初挑戦いたしました。
コロナ禍後、国内外からの来場者は増加していますが、国立美術館全体の運営は難しい過渡期を迎えています。
このたび、大阪中之島美術館で、PFIコンセッション方式による新しい美術館運営を実践してきた菅谷富夫(すがや・とみお)館長が、国立新美術館の4代目館長に就任いたします。
大阪中之島美術館の展覧会事業は当館と同じように幅広く、国立新美術館の活動とも親和性があります。
国立の美術館としてのあるべき姿とその実現のための制度設計、人材育成など、国立新美術館の継続にむけて、菅谷館長の経験が生かされることでしょう。
国内では唯一といえる手法により、美術館を成功に導いた菅谷館長の手腕に期待してバトンを渡します。引き続き、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
2026年3月
国立新美術館長
逢坂 惠理子
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