ライフ

Posted on 2012-11-06
甘い香りがお出迎え 「チョコレート展」レポート 国立科学博物館で


Writer:宮川由紀子

2012年11月3日、国立科学博物館で「チョコレート展」開幕しました。会期は2013年2月24日までです。

この展覧会は大人も子どもも大好きなチョコレートに焦点を当てた、画期的なイベントです。

本展では、チョコレートの原料であるカカオ豆の小さな一粒を通じて、カカオを育む自然の恵み、チョコレートを発明した人類の智慧(ちえ)と工夫、そして、世界のつながりなどを約380点の展示物を通して明らかにしています。

以下、会場のようすを写真で紹介します(写真は2012年11月2日プレス内覧会で撮影)。

プロローグ部分。チョコレートで作られた科学博物館の外観がお出迎えです。近づいてみると、板チョコがびっしり。甘い香りも漂います。

ゾーン1は「チョコレートの原点~カカオ」です。生きたカカオの木の展示があり、カカオの実を触ってみることができます。

ゾーン2の「チョコレートをめぐる歴史」は古代文明から現代まで、チョコレートをめぐる歴史がたどれるようになっています。

マヤ文明ではカカオは飲み物として利用されました。当時、焙炒するために使われた道具のほか、カカオをモチーフにデザインされた器などが展示されています。

ヨーロッパにカカオを持ち込んだのは、スペインの交易商人でした。チョコレートをあわ立てる道具が開発されたり、砂糖を入れるなど、工夫が加えられていきました。

カップやポットなど、チョコレートを飲むための道具のコレクション。

ゾーン3は「チョコレートと日本」。

懐かしいチョコレート菓子のパッケージやポスターが勢ぞろいです。

ゾーン4は「チョコレートができるまで」。奥のチョコレート工場では、風を当ててカカオ豆の皮と豆が分離されたり、焙炒されたり、圧搾されたりする工程が体感できるようになっています。

ゾーン5は「チョコレート・プロムナード~チョコレートをもっと知ろう」です。ショコラティエの技が光るチョコ・ボンボンやヴィンテージコレクションなどが展示されています。このパンダもチョコレートでできています。

会期 2012年11月3日(土)から2013年2月24日(日) まで
開場時間 午前9時から午後5時まで(金曜は午後8時まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、2012年12月28日から2013年1月1日まで。ただし、12月25日は開館
入場料 一般・大学生1400円、小・中・高校生600円、金曜限定ペア得ナイト券2000円
問い合わせ ハローダイヤル 03-5777-8600

チョコレート展


Posted in ライフ | Comments Closed

Related Posts