アート

Posted on 2012-11-30
美術館のコミュニケーション・デザイン 東京都美術館がフォーラム開催


フォーラムのもよう。メトロポリタン美術館(メット)のテリーサ・ライ氏は、メットのオンライン・プログラムについて紹介。2013年には「82丁目5番街」という新しいプログラムが始まるそうです。


Writer:宮川由紀子

2012年11月23日、東京都美術館講堂でフォーラム2012「美術館 コミュニケーション・デザイン -「わたし」から始まる、物語の共有ー」が開催されました。

これはアートを介したコミュニケーション事業を重要な活動と位置づけ、人と人、人と作品をつなぐ拠点としての役割を目指す東京都美術館が主催するイベントです。

人と人とのかかわりをつくる「拠点としての美術館」、その際に大切な働きをする、個々人の「物語」について、提案や取り組み内容の発表が行われました。

午前の部は、東京都美術館館長の真室佳武氏によるあいさつ、同美術館学芸員でアート・コミュニケーション担当係長の稲庭彩和子氏による趣旨説明のあと、劇作家・演出家の平田オリザ氏の基調講演「他者とつながりを生む『拠点としての美術館』の役割」が行われました。

また、シンガー・ソングライターの大貫妙子氏のトーク「『NHKみんなのうた メトロポリタン美術館』へ込められた思いとその広がり」も行われました。

午後はメトロポリタン美術館教育部パブリック・展覧会関連プログラム担当課長のジョセフ・ロー氏による講演「メトロポリタン美術館:人々の学びと美術館体験」、同じくメトロポリタン美術館でデジタル・メディア・オンライン出版マネージャーのテリーサ・ライ氏による講演「メットのオンライン美術館体験:タイムライン、コネクションズ、5番街82丁目」、東京藝術大学美術学部特任助教の伊藤達矢氏による講演「『わたし』から始まる、物語の共有 東京都美術館『造形講座』と『トビラプロジェクト』」が行われました。

「とびらプロジェクト」とは東京都美術館と東京藝術大学が連携して行う、美術館を拠点としたアート・コミュニティ形成プロジェクトです。伊藤氏は東京都美術館でアート・コミュニケータとして活動する「とびラー」の経緯や、美術館がつなぐゆるやかなネットワーク社会の構想を明らかにしました。

そのあと、東京藝術大学美術学部先端藝術表現化教授の日比野克彦氏と平田オリザ氏の対談「あさってに向かう美術館とその可能性」が行われました。


Posted in アート | Comments Closed

Related Posts