アート
Posted on 2013-09-26
「十和田奥入瀬芸術祭」 「時」をテーマに雄大な自然の中で開催

9月21日に行われたオープニングセレモニー。 撮影:小山田邦哉
十和田市現代美術館開館5周年を記念した「十和田奥入瀬芸術祭」が開催中です。
美術館を中心とした市街地と、豊かな自然を有する奥入瀬(おいらせ)・十和田湖が舞台の「十和田奥入瀬芸術祭」は、「時」をテーマに、展覧会、ものがたり集の発行、ゼミナールの3本柱で構成されています。
会期中は、奈良美智氏がディレクションする「青い森の ちいさな 音楽会」などの関連イベントが開催されます。
「十和田奥入瀬芸術祭」アーティスティック・ディレクターである藤浩志氏のメッセージを、以下にご紹介しましょう。

藤 浩志氏
時そのものに価値がある。様々な困難を超えて生きてきたその時の蓄積に意味がある。時は様々な自然を、物質を、人を、まちを熟成し、醸し、変化させる。その永遠と続く時の途上に僕らはいる。しかし、どのような質の時にいるのか。それを自覚し、コントロールすることは難しい。何かがつくられようと変化に向かう時は、希望や期待に満ちていて素晴らしい。その時に関わることができれば生きる事の意味が変化する。しかし、強い圧力によって時をコントロールされ、束縛され、自分の意志とは違う時を過ごすことは、絶望でもあり苦痛でもある。日本社会において、自分の時の質に向き合う感性を身につける機会は、ほとんど奪い取られてきたのかもしれない。大量消費、貨幣経済の成長を強いられた社会構造の中ではそのような感性は社会悪だったのだろうか。しかしそれでも、さらに超えて生き、その時を価値あるものへと変化させなければならない。これまで社会的に価値を認められていなかった意識の中に、次の時代を超えて生きるための多くの可能性が潜んでいる。そんなことを深め考えようとしている人々の態度と出会ってほしい。そんな芸術祭であればいい。

梅田哲也+コンタクトゴンゾ+志賀理江子「水産保養所」 撮影:小山田邦哉
<開催概要>
●会期:2013年9月21日(土)~11月24日(日)
※十和田市現代美術館および水産保養所は月曜日休場(月曜が祝日の場合はその翌日)、旧笠石家住宅は火曜日休場、ほか無休
●会場:十和田市現代美術館、旧笠石家住宅(国指定重要文化財)、水産保養所(旧 湯治の宿おいらせ)、奥入瀬インフォメーション hakocco.(ハコッコ)、渓流の駅おいらせ、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル、奥入瀬渓流館、十和田湖遊覧船(子ノ口・休屋)ほか
※会期中は主要な会場をめぐるシャトルバスを運行します。運行日、運行ルートはウェブサイト等でご確認ください。
※会場ごとに開場時間が異なります。詳細はウェブサイト等でご確認ください。
●入場料:パスポート 2000円(20名以上の団体は200円引き)、高校生以下無料
※パスポートで十和田市現代美術館常設展示室も見ることができます。
※十和田市現代美術館会場(常設展示室含む)のみの入場料は1000円(20名以上の団体は100円引き)。
※十和田湖遊覧船は乗船料が別途必要です。
●主催:十和田奥入瀬芸術祭2013実行委員会(十和田市現代美術館、一般財団法人十和田湖ふるさと活性化公社、一般財団法人自然公園財団十和田支部、社団法人十和田湖国立公園協会、社団法人十和田市観光協会、奥入瀬温泉活性化協議会、十和田市)
公式サイト:http://artstowadaoirase.jp/
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