科学

Posted on 2013-06-10
国立科学博物館で特別展「深海」 ダイオウイカの標本も展示


Editor:蓬田(よも)修一

驚異の生き物が集う神秘の世界“深海”をテーマにした特別展「深海 —挑戦の歩みと驚異の生きものたち—」が2013年夏、東京・上野の国立科学博物館で開催されます。

深海は宇宙とともに「人類に残されたフロンティア」と言われています。宇宙よりもはるかに私たちの近くに広がっているものの、ヒトがそのまま潜っていけないため、多くの謎に満ちた世界です。

暗黒・高圧・低温の深海へ、ヒトはさまざまな調査機器や潜水艇を開発して挑んできました。そしてさまざまな驚異の生き物たちに出会ってきました。

本展は、その挑戦の歩みと驚異の生きものたちを最新の研究結果をもとに紹介します。おとなも子どもも、この夏は深海の世界に潜ってみてはいかがでしょうか。

本展の主なみどころは次の5つです。

(1)有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大模型
(2)約300点の深海生物の標本を展示
(3)全長約5メートルのダイオウイカの標本
(4)厳しい環境に適応するユニークな生物の生態解説
(5)ダイオウイカなどを迫力の映像で見る深海シアター

会場構成
上記の「みどころ」などを7つの展示コーナーで紹介します。

1.深海の世界
水深200メートルを超える深海は、太陽の光が届かない暗闇の世界です。このコーナーでは、太陽光がどこまで届くのか、深海の水温がどれくらいなのかなどを紹介します。

2.深海に挑む
日本が世界に誇る潜水調査船や無人探査機の実物や模型を展示し、深海の謎に迫る人類の挑戦を紹介します。

3.深海生物図鑑
深海は生物が少ないと思われがちですが、浅い海より種類が多い生物グループもあります。国立科学博物館や海洋研究開発機構が所蔵する約300点の貴重な深海生物の標本などを分類群ごとにまとめて展示します。

4.深海に生きる
厳しい環境や、それに適応して生きる深海生物の不思議に迫ります。

5.深海への適応
深海での生活に適応するため、巨大化したり、光を放って獲物を見つける生物などを紹介します。

6.深海シアター
横幅5メートルを超えるスクリーンで、深海生物の生態を記録した貴重で迫力ある映像が楽しめます。

7.深海の開発と未来(第2会場)
深海にすむカニやエビは缶詰や食材として利用され、深海の微生物がもつ酵素からは産業や医療に役立つものも作られています。また、深海はエネルギー源やハイテク機器の材料となる鉱物資源の宝庫でもあります。このコーナーではさまざまな金属が含まれるマンガンノジュールやチムニーの実物を展示します。

特別展「深海 —挑戦の歩みと驚異の生きものたち—」
会期
 2013年7月6日(土)から10月6日(日)まで
会場 国立科学博物館
開館時間 午前9時から午後5時まで ※金曜日は午後8時まで、入館は各閉館時刻の30分前まで
夏休み特別開館延長 8月10日(土)から18日(日)までは閉館時間を1時間延長( ただし、8月16日(金)は午後8時まで)※入館は各閉館時刻の30分前まで
休館日 7月8日(月)・16日(火)、9月2日(月)・9日(月)・17日(火)・24日(火)・30日(月)
※諸情勢により、上記開館日、開館時間など変更される場合がありますので、ホームページ等で確認ください。
チケット 一般・大学生1500円(1300円)、小・中・高校生600円(500円)
※( )は前売および各20名以上の団体料金
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催 国立科学博物館、海洋研究開発機構、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
後援 文部科学省、公益社団法人 日本動物園水族館協会
協賛 みずほ銀行、光村印刷
機材協力 KOI

特別展「深海 —挑戦の歩みと驚異の生きものたち—」 オフィシャルサイト


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