かつて、「人間は遊ぶ動物である」といった歴史家がいます。
遊びの感覚は、表現したいという欲求と、確かに繋がっています。
アーティストとは、大人になってもこの感覚を研ぎすませ続けている人達といってもいいかもしれません。
この展覧会では、遊びに様々な表現の「モデル」を見いだし、そこから日常とアートをつなぐ回路を探っていきます。
【見所】
ハイレッドセンターや実験工房などの歴史的動向から、島袋道浩、田中功起、加藤美佳など、1990年代以降の動向を担う若い作家たちが、一見難解な「現代美術」を親しみやすいテーマで解きほぐします。
【伊藤存、金氏徹平による特別展】
2000年代に登場した、新世代を代表するふたりのディレクションによる空間を展開します。
詩集を用いた作品で知られる伊藤存は、1999年制作の幻の初期作品から、近作までを展示し、そのユーモラスな世界を紹介します。
大規模な個展をおえたばかりの金氏徹平は、お馴染みのシリーズ作品のほか、最新作である平面のシリーズを展開させ、個展後初のアクションを見せます。
【展示構成】
第1章 しりとり
遊びには目的がありません。あらかじめイメージされた「完成」に向かうのではなく、次々につなげているプロセスそのものを見せることで、世界を満たす豊かな可能性を示します。
第2章 ままごと
遊びは、しばしば想像力を生み出した虚構の設定の中で行われます。
それが仮想や儀式など見せ物的な形式を伴って表現されるところに、アートと遊びの交差する領域があります。
第3章 なぞなぞ
なぞなぞは、すでに知っているものを分解し、別の何かにおきかえて再構成します。
これは、対象を別なものに、代理―表象させるという、人がアートを作る上での本質的な欲求と繋がってるのではないでしょうか。
第4章 ブランコ
身体を目一杯動かすことは、私たちに、地面に縛りつけている重力や、そこからとき放たれるような感覚も与えてくれます。
こうした身体感覚を共有することのできる作品を紹介します。
【開催概要】
会期 2009年7月18日(土)ー 10月4日(日)
開館時間 10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(ただし7月20日、8月10日、17日、9月21日、28日は開館。7月21日は休館)
会場 東京都現代美術館 常設展示室1階、3階
観覧料 カッコ内は団体料金
一 般 \500(\400)
学 生 \400(\320)
高校生 \250(\200)
65歳以上の方 \250(\200)
*20名以上の団体は2割引き
*企画展のチケットで本展もご覧いただけます。
主催 東京都 / 東京都現代美術館
お問合せ 03-5245-4111(代表)/03-5777-8600(ハローダイヤル)
同時開催
「メアリー・ブレア展」7月18日(土)ー 10月4日(日)
「伊藤公象 WORKS 1974-2009」8月1日(土)ー 10月4日(日)
「パブリック・スペースプロジェクト 大西麻貴+百田有希」8月1日(土)ー 2010年1月17日(日)
<招待券プレゼント>
「MOTコレクション 夏の遊び場ーしりとり、ままごと、なぞなぞ、ぶらんこ」の招待券を、先着順で10組20名様にプレゼントいたします。
住所、氏名をお書きになり、メールでお申し込みください。
なお、当選者は招待券の発送をもってかえさせていただきます。
招待券プレゼントは終了しました。多数のご応募ありがとうございました!
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