マーケティング / クリエイティブ

Posted on 2018-10-11
「紙工視点」 クリエーターの“視点”に注目して、紙にひそむ可能性を探る新プロジェクト


多くのクリエーターと協働し、紙を素材にした作品を世に送り出しているユニークな印刷会社、福永紙工の新プロジェクト「紙工視点」の展示会が、東京・六本木の国立新美術館地下1階のSFT GALLERYで、2018年(平成30年)10月17日(水)から12月24日(月・祝)まで開催されます。

この展示会は、紙を素材にした製品の制作プロセスを通して、クリエーターの紙に対する「視点」を紹介するものです。

参加クリエーターは、荒牧悠、小玉文、辰野しずかの3氏。

プロジェクトのディレクターは岡崎智弘氏です。岡崎氏は「紙工視点」のコンセプトについて、本プロジェクトのサイトで次のように述べています。(サイトより引用。インタビュアーの質問部分は割愛して掲載しています)

「紙って、ずーっとある素材じゃないですか。活版印刷だったり、日本にも絵巻物があったり。基本的なメディアとして、ずっと使われてきました。歴史上ものすごく、ベーシックなエレメントですよね。メディアとして使われてきた紙だけど、最近では、デザイナーと一緒に作るような、プロダクトの企画も多いです。福永紙工の「かみの工作所」もそうだし、他にもいろいろあります。だから、単純に紙を使ってプロダクトを作るプロジェクトは、もう十分じゃないかな?と思ったんです。もちろん、まだ可能性はあるんですけれど、当たり前化してるな、って。そもそも、紙の歴史がすごく長いので。だから、「紙に対する人の視点」が、むしろ大事だと思い始めたんです」

「メディア」としての紙でなく、「プロダクト」として活用される紙でもなく、クリエーターの紙に対する「視点」を紹介する、意欲的なプロジェクトです。

展示会場では、クリエーターの視点から始まる、人と紙との新しい関係が見つかるではないでしょうか。

会期中は、新製品の先行販売も行われる予定です。

紙工視点
会期
 2018年(平成30年)10月17日(水)~12月24日(月)
営業時間 10:00~18:00(金曜、土曜祝日のみ20:00まで営業) ※美術館営業時間に準ずる
定休日 毎週火曜日(祝日または休日にあたる場合は営業し翌日休み)
場所 国立新美術館B1 スーベニアフロムトーキョー内 SFT GALLERY




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