アート

Posted on 2015-12-17
「村上隆のスーパーフラット・コレクション展」 現代日本の代表的アーティストは何をコレクションしているのか?



村上隆とスーパーフラット・コレクション
Photo: Kentaro Hirao


2016年(平成28年)1月30日(土)から 4月3日(日)まで、横浜美術館で「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」が開催されます。現代日本を代表するアーティスト、村上隆の現代美術を中心とするコレクションを初めて大規模に紹介する展覧会です。

村上隆(むらかみ たかし、1962年生まれ)は、東京藝術大学にて日本画初の博士号を取得。現代美術と日本の伝統絵画、ハイカルチャーとポップカルチャー、東洋と西洋を交差させた極めて完成度の高い一連の作品で世界的に評価され、海外の著名な美術館で数々の個展を開催してきました。

アーティストとしての精力的な創作の一方で、村上隆はキュレーター、ギャラリスト、プロデューサーなど多岐にわたる活動も展開しています。特に、近年、独自の眼と美意識で国内外の様々な美術品を積極的に蒐集し続けており、その知られざるコレクションは、現代美術を中心に日本をはじめとするアジアの骨董やヨーロッパのアンティーク、現代陶芸や民俗資料にまで及んでいます。

村上隆にとって「スーパーフラット」とは、平面性や装飾性といった造形的な意味のみに限定されるのではなく、時代やジャンル、既存のヒエラルキーから解放された個々の作品の並列性、枠組みを超えた活動そのものを示しており、「芸術とは何か?」という大命題に様々な角度から挑み続ける作家の活動全体(人生)を包括的に表す広範かつ動的な概念と捉えられるでしょう。

展覧会では約5000点以上あり、現在も増え続けている美術コレクションの中から既存の基準やヒエラルキーを超えて、独自の美意識と価値観で選ばれた作品・オブジェ群の一部約400点を、地域や流派といった既存のカテゴリーをとりはらい、感覚的あるいは機械的に並列した構成です。

村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―
会場 横浜美術館
会期 2016年(平成28年)1月30日(土)から 4月3日(日)まで
観覧料 一般1500円(1300円/1400円)、大学・高校生900円(800円/800円)、中学生400円(300円/300円)、65歳以上1400円、小学生以下無料
※( )内は前売/20名以上の団体料金

アンゼルム・キーファー 《メルカバ》 2010年 
© Anselm Kiefer. Courtesy Gagosian Gallery, Photo by Charles Duprat

曾我蕭白《定家・寂蓮・西行図屏風》 江戸中期

北大路魯山人《織部 四方鉢》 昭和時代

フランク・ベンソン《ジュリアナ》2015年 
Courtesy of the artist




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締め切りは、2016年(平成28年)1月29日24時です。

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