アート

Posted on 2015-12-15
「安田靫彦(やすだ ゆきひこ)展」教科書で見た有名作品が一堂に



安田靫彦(ゆきひこ) 《飛鳥の春の額田王(ぬかたのおおきみ)》 1964年 滋賀県立近代美術館蔵 [4/19~5/15展示]


2016年(平成28年)3月23日(水)から 5月15日(日)まで、東京・竹橋の東京国立近代美術館で「安田靫彦展」が開催されます。

安田靫彦(やすだゆきひこ、1884~1978)は東京・日本橋に生まれ、日本美術院の再興に参画し、中核のひとりとして活躍しました。「美しい線」「澄んだ色彩」「無駄のない構図」。日本画に対して誰もが抱くこのようなイメージは、すべて靫彦が作ったといっても過言ではありません。

また、生涯かけて歴史画に取り組み、誰も描かなかった主題にゆるぎないかたちを与え、古典の香り豊かに表現したことも特筆されます。

東京国立近代美術館では1976年に回顧展を開催しており、本展覧会はちょうど40年ぶりの開催となります。教科書や切手で見た有名作品から初公開となる作品まで、100点を超える代表作を一堂に集める本展は、端正で香り高い靫彦芸術の魅力を再確認できるまたとない機会です。

また、94年の人生を生きた靫彦は、昭和戦前期のナショナリズムの高揚や戦後の価値観の激変を、身をもって経験しています。時代の大きな流れのなかで、靫彦は何をどう描いたか、そしてそれはどのように変わっていったのか。靫彦の画業をたどって見えてくる近代の問題にも注目する内容となっています。

〈見どころ〉
100点を超える出品作がすべて本画

代表作を集めた真っ向勝負の回顧展で、靫彦芸術の真髄が見られます。

時代のヒーロー、ヒロインたちが一堂に
源頼朝、源義経、織田信長、豊臣秀吉、宮本武蔵など、教科書でもおなじみの作品が見られます。また、靫彦戦後の3大美女《王昭君》《卑弥呼》《飛鳥の春の額田王》が並びます。

興味深い歴史人物のファッション
古代、中世、近世の歴史人物たちがまとう服飾、武具、装飾品なども注目です。元ネタとなった古物、古器と照合できるものも多数あります。

安田靫彦展
会場 東京国立近代美術館
会期 2016年(平成28年)3月23日(水)から 5月15日(日)まで
*作品保護のため一部作品の展示替えがあります。
観覧料 一般1400円(1200円/1000円)、大学生900円(800円/600円)、高校生400円(300円/200円)
※カッコ内は(前売/20名以上の団体料金)
オススメ 〈頼朝・義経券(観覧券2枚セット)〉 前売券2000円、当日券2500円
展覧会特設サイト http://yukihiko2016.jp/

 安田靫彦(ゆきひこ) 《黄瀬川陣(きせがわのじん)》[重要文化財]
 1940-41年 東京国立近代美術館蔵 [全会期展示]


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会場の様子です。※3月22日に行われたプレス内覧会で撮影。


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開催を記念して、「安田靫彦展」の招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

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締め切りは、2016年(平成28年)3月22日24時です。

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