アート
Posted on 2025-02-22
【招待券プレゼント】開館50周年記念 1975 甦る 新橋 松岡美術館 ―大観・松園・東洋陶磁―
「開館記念展」を白金台で再現
松岡美術館(東京都港区白金台)で「開館50周年記念 1975 甦る 新橋 松岡美術館 ―大観・松園・東洋陶磁―」が開催されます。
同館は創設者、松岡清次郎が蒐集した美術品を公開するため、1975(昭和50)年11月25日に、東京港区新橋の自社ビル内に開館した私立美術館です。
1917(大正6)年 貿易商から身を起こした松岡は、自らの眼にかなった「美しいもの」を追い求め、80歳を機にこれまで自分のためだけに蒐めてきた美術品を一般公開することを決意して松岡美術館を開設しました。
その後も蒐集は続き、およそ2400点の一大コレクションが形成されました。
松岡逝去後の2000年、美術館は自宅跡地である港区白金台へ移転し、松岡が生涯をかけて蒐集した美術品を公開しています。
開館50周年にあたる2025年は、3会期にわたりさまざまなテーマで松岡コレクションを紹介します。
第一弾となる本展は、1975年11月25日から1976年4月24日まで新橋で開催された「開館記念展」を白金台で再現するものです。
開館当時の松岡コレクション オールスターともいえる展示作品から選りすぐった東洋陶磁と日本画を中心に、常設展示作品も含めて当時を振り返ります。
開館の契機となった中国陶磁の世界的名品2点の同時展示
開館前年の1974年、80歳の松岡清次郎はロンドンのオークションにたびたび出向き、元・明時代を代表する青花磁器の世界的名品《青花双鳳草虫図八角瓶》、《青花龍唐草文天球瓶》を相次いで取得しました。
名品2点を手中に収めた松岡は、1975年11月、夢であった自らのコレクションを公開する美術館を新橋の自社ビル内にオープンし、《青花龍唐草文天球瓶》、《青花双鳳草虫図八角瓶》はお披露目されました。松岡美術館開館50周年を記念した本展で、この2点が3年ぶりに展示されます。
かつての展示ケースや手書きキャプションで昭和レトロな雰囲気
本展では、開館時に使用した木製ケースに一部の作品を展示し、キャプションも手書きのものを添えて新橋時代の展示風景を再現します。
開館に向けて製作された木製ケースは鉄製フレームの脚で支えられた堅牢な造りで、2000年に白金台へ移転した際にリフォームし、現在も常設展示などで大切に使用しています。
当館の作品キャプションは、まだワープロもパソコンも普及していなかった1980年代半ばころまで、書道の心得のある館員が筆で手書きしておりました。
こうした木製ケースと筆文字のキャプションで昭和レトロな雰囲気を演出します。
企画展 開館50周年記念 1975 甦る 新橋 松岡美術館 ―大観・松園・東洋陶磁―
会場 松岡美術館(〒108-0071 東京都港区白金台5-12-6)
会期 2025年2月25日(火)~6月1日(日)
前期:2025年2月25日(火)~4月13日(日)、後期:2025年4月15日(火)~6月1日(日)
※掛軸・屏風は前期・後期で展示替えあり
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
入館料 一般1400円、25歳以下700円、高校生以下無料
※障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名まで上記料金の半額
青花龍唐草文天球瓶 中国 明時代
横山大観 《梅花》 昭和4(1929)年 第5回淡交会
昭和5(1930)年 ローマ開催日本美術展覧会出品 前期展示
上村松園 《春宵》 1936(昭和11)年 後期展示
開館記念展の様子(新橋 1975年)
松岡美術館 正面入口
「開館50周年記念 1975 甦る 新橋 松岡美術館 ―大観・松園・東洋陶磁―」 招待券プレゼント
「開館50周年記念 1975 甦る 新橋 松岡美術館 ―大観・松園・東洋陶磁―」の開催を記念して、M&Cの読者の中から5組10名様にチケットをプレゼントいたします。
以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。
締め切りは、2025年4月1日24時です。
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