クリエイティブ / 音楽

Posted on 2016-06-14
「TOKYO FESTIVAL OF MODULAR 2016」 サウンドクリエーター必見! モジュラーシンセに浸れるイベント



国内外のモジュラーシンセメーカーやベンダーが一堂に集まり、最新モデルが展示された。


ワークショップやコンサートも開催
モジュラーシンセサイザーの国際見本市「TOKYO FESTIVAL OF MODULAR 2016」が、2016年(平成28年)6月10日から12日まで(10日は前夜祭)、東京・青山のRed Bull Studio Tokyo Hall 5Fで開催されました。

モジュラーシンセサイザーは、音の発信機、フィルター、アンプといった独立したパーツ(モジュール)を結線でつなぎあわせる(パッチングする)ことで、自分だけでの音作りが可能です。この自由さがモジュラーシンセサイザーの魅力です。

1960年代から70年代にかけて、多くのアーティストに使われましたが、80年代以降、デジタルテクノロジーの普及により、影を潜めてしまいました。

しかし、数年前からその存在が見直され、今ではデジタル技術の進化によって、新たな着想と可能性を秘めたサウンドツールとなり、世界中のエレクトロニック・ミュージックシーンから注目され、人気と期待はますます高まっています。

TOKYO FESTIVAL OF MODULAR 2016は、見本市、ワークショップ、コンサートなどで構成されるイベントで、今年で4回目を迎えました。

前夜祭は、東京・西麻布のSuper Deluxeを会場に、特別ライブ「Premium live of Modular」を開催。East StaticsとRichard Devineというエレクトロニック・ミュージック界のビッグアーティストを招いて、モジュラーシンセライブを行いました。

11・12日に実施された見本市には、4MS COMPANY、EXPERT SLEEPERS、THONK、ERIC SYNTHS、MALEKKO HEAVY INDUSRYなどのモジュラーシンセメーカーが世界各国から出展。「ROLI」を扱うMI7 Japanや、モジュラーシンセ専門店Wurly’sなどのベンダーもブースを構え、最新モデルの展示を行いました。

見本市だけではなく、開発者によるデモ演奏、初心者を対象にしたワークショップなども展開され、モジュラーシンセにどっぷりと浸れる3日間となりました。

来場者はモジュールを操作し、どんな音が作れるのか熱心に確かめていた。

海外から多数のモジュラーシンセ企業が出展。来場者も外国人がとても多いのが、このイベントの特徴だ。

会期中は、モジュラーシンセをテーマにしたセミナーや開発者によるパフォーマンスなどのイベントを開催。写真は、モジュラーシンセ初心者を対象にしたセミナーの様子。立ち見が出るほどの盛況だった。




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