アート / セミナー
Posted on 2016-12-02
アンドロイドを解剖して「人工知能」と「美術」を考えるセミナー 青山ブックセンターで
青山ブックセンターは、美術家の中ザワヒデキさんが発足した「人工知能美学芸術研究会(以下、AI美芸研)」との共催で「第4回 AI美芸研」を開催します。
2016年5月1日、美術家の中ザワさんを代表としたAI美芸研が発足、「人工知能美学芸術宣言」を発表しました。本宣言のもと、AI美芸研は人工知能を通じて、美学/芸術を正面から検証するべく、これまでにさまざまなゲストを迎え研究会を開催してきました。
第4回目となる今回は、ゲストにロボット工学者でアンドロイド研究者の石黒浩さん、批評家で解剖学者の布施英利さんをお迎えして「アンドロイド」を「解剖」することで、「人工知能」と「美学/芸術」について考えます。
会の最後には、出演者全員と会場の皆さんの全体討論の時間を設けます。また、石黒さん、布施さん、中ザワさんのサイン会も開催します。サイン対象はそれぞれの著書に限り、ひとり2冊までです。
また、会の終了後、青山ブックセンター近くの飲食店で、出演者陣を囲んでの懇親会も予定されています。
【各出演者の講演内容】
・中ザワさん挨拶+ミニ講演「ミケランジェロ、ロダン、人工知能」
・石黒浩さん講演「ロボットと芸術」
・布施英利さん講演「アンドロイドはウンチをするか?」
※最後に出演者全員でのディスカッションを行います。
中ザワヒデキさんからのメッセージ
「囲碁は芸術だ」と語っていた世界トップ棋士がついにAIに敗退したとの報に触発され、専門外ながら標記の研究会を立ち上げてから半年以上が経ちました。前3回の研究会は神田神保町の美学校で開催しましたが、今回はかつて私が日本現代美術史の講座を受け持たせて頂いた青山ブックセンター本店にて、同店との共催という形式で行います。
美術史と人工知能は一見遠そうですが、ともに美や知能という人間の尊厳に関わる問題を広範囲にアーカイブするプラットフォームと捉えることもできます。加えて今回は、石黒浩さんと布施英利さんをお招きすることによってアンドロイドと解剖学という視点も導入し、講座御参加の皆様と有意義かつ親密な時間を御一緒できれば嬉しいです。
日程:2016年12月10日 (土)
時間:16:30~19:45+サイン会/開場 16:00
料金:2700円(税込)
定員:110人
会場:青山ブックセンター本店・大教室
※お申し込みは青山ブックセンターのサイト(http://www.aoyamabc.jp/culture/aiaarg4/)をご覧ください。
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