アート

Posted on 2017-02-13
“マルチプルな未来”を総合テーマに、映像の過去・現在・未来を考える


森村泰昌(もりむら・やすまさ)はアンディ・ウォーホールの作品を参照して制作。今回の展示のオープニングを飾る。


リニューアルした東京都写真美術館の全展示室が無料
展示、上映、ライブ、シンポジウム、トークセッションなどで構成される、フェスティバル形式のイベント「第9回恵比寿映像祭」が、2017年(平成29年)2月10⽇(金)から2月26⽇(日)まで開催中です。

会場は、昨年リニューアルしたばかりの東京都写真美術館をはじめ、日仏会館やザ・ガーデンルームなど複数の場所で展開されています。東京都写真美術館の全展示室は無料で観覧でき、パフォーマンスやライブなどは有料のものもあります。

今回の総合テーマは“マルチプルな未来”。映像の特質のひとつである複製技術と、その技術発展が個人や社会にもたらしている変化について考えます。

東京都写真美術館2階のロビーでは、作家やゲストによるトークイベントも実施されます。これまで映像作品に関心はあったけれど、触れる機会がなかった人はぜひ足を運んでみたらいいのではないでしょうか。映像作品の鑑賞を通して、メディア、美術、社会などを考えるきっかけになると思います。
[Text:蓬田修一 Photo:宮川由紀子]

中国のアニメ作家レイ・レイの作品。本という複製メディアをモチーフにした作品だ。

澤田知子(さわだ・ともこ)は、セルフポートレイトの手法で作品を制作している。 

笹本晃(ささもと・あき)の作品。会期中は作家によるパフォーマンスも行われる。 

作家のガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノは、1972年オーストリア生まれの一卵性双生児の姉妹。身体像や動きを考察する映像・インスタレーションなどを発表している。 

開幕前夜(2月9日)に行われたレセプションのもよう。アーティストや関係者が多数参加し盛り上がった。 



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