アート

Posted on 2019-07-23
【PHOTOレビュー】「伊庭靖子展 まなざしのあわい」 光に満ちた静謐な空間


今回の展覧会について話す伊庭靖子さん(7月19日、展覧会会場で)


自ら撮影した写真をもとに絵画作成
触れたくなるようなモチーフの質感を大画面に描く画家、伊庭靖子の展覧会「伊庭靖子展 まなざしのあわい」が、東京都美術館 ギャラリーA、B、Cで開催中です(会期:2019年7月20日~10月9日)。

自ら撮影した写真をもとに制作した画面には、光に満ちた静謐な空間が広がります。

展覧会の開幕に先立つ7月19日、プレス内覧会で伊庭靖子さんは次のように話しました。
「10年前に鎌倉で個展を開催したこともあり、今回は回顧展ではなく、近年来、今に至るまで、作品がどう変遷したのか、さらにこれから先その変遷がどのようにつながっていくのかが見通せるような展覧会にしました」

今回は初の映像作品も展示され、作家の新たな創作の境地を見ることもできます。「ストーリーには関心がない」という伊庭靖子さん。映像作品においても、光、大気、雰囲気など絵画作品と通底する彼女の芸術観が垣間見られます。

展示されている作品を見ながら「できることなら自宅のリビングに飾りたい!」と強く思いました(現状、価格的にも、絵を飾るスペース的にも無理ではありますが。。。)。

展覧会の資料を見ますと、今回展示されている作品は、美術館に収蔵されているものだけでなく、個人が所有する作品もあるようです。絵の所有者の方の気持ちが、私なりに分かるような気がしました。

伊庭靖子さんの作品には、絵が飾られた空間全体が柔らかに包み込まれ、幸せな気持ちにさせてくれる力があると感じました。
(TEXT: M&C 蓬田修一)

伊庭靖子展 まなざしのあわい
会期
 2019年(令和元年)7月20日(土)から10月9日(水)まで
会場 東京都美術館 ギャラリーA・B・C
観覧料 一般800円、大学生・専門学校生400円、65歳以上500円、高校生以下無料

※写真は2019年7月19日のプレス内覧会で撮影

 ギャラリーCの会場風景。展覧会場エントランスを入りそのままエスカレーターを降りた場所が、地下2階のこのギャラリーCだ。順路としては、ここから見ることになる。

 ギャラリーCに展示されているクッションを描いた作品。

 ギャラリーCの様子。10年から10数年前の作品がメインに紹介されている。

 2009年の作品。現在は東京都現代美術館に収蔵されている。

 会場である東京都美術館で撮影した写真をもとに制作した作品。

 地下3階のギャラリーAの展示風景。

 ギャラリーBの展示風景。ほかの展示エリアに比べると、比較的小サイズの作品が展示されている。以下の3枚の写真もギャラリーBの様子と展示作品。

 

 

 

 地下3階のギャラリーAを上方から俯瞰する。直近の作品が展示されている。

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