アート

Posted on 2021-05-29
ゴッホなどのクローン文化財 横浜・そごう美術館で展覧会



フィンセント・ファン・ゴッホ≪オーヴェルの教会≫(再現) 原本所蔵 オルセー美術館 原本年代 1890年 


東京藝大が技術開発
文化財保護を進める上での課題は、公開をすれば劣化が進み、保存を重視すると文化財の価値を共有・伝承できなくなる、というものです。

この矛盾を解決したのが、東京藝術大学が開発した高精度の文化財複製技術「クローン文化財」の技術です。

最先端のデジタル技術と伝統的なアナログ技術を融合した、単なるコピーではない新たな芸術といえます。

2020年には、横浜のそごう美術館で、クローン文化財の意義を考える「東京藝術大学スーパークローン文化財展 最先端技術がつくる未来」が開催されました。

2021年は第2弾として「謎解き『ゴッホと文化財』展 つくる文化∞つなぐ文化」が、同館で開催されます。

「文化財を知る・楽しむ」をテーマに、ゴッホを中心にオルセー美術館の油彩画やボストン美術館の浮世絵のクローン文化財など約30点が展示されます。

1945年(昭和二十年)、空襲で焼失したゴッホの幻の作品“芦屋の《ひまわり》”も、クローン文化財で甦り、初公開されます。

展覧会構成
第1章 文化の共有
① ゴッホ人生
② ゴッホと比較―筆のタッチや厚塗りを3D検証
ゴッホVS.オルセー美術館の印象派・ポスト印象派(ドガ、マネ、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ボナール)

第2章 学習と創造
① 夜に魅せられたゴッホの作品に学ぶ「光」
② 重ねられた「色」の分解
③ ゴッホが模写した世界/うつしの文化とクローン文化財

第3章 再生と未来
① 芦屋の《ひまわり》―甦る文化財
② 浮世絵アニメーション―ミライの文化財
 
 
東京藝術大学スーパークローン文化財
謎解き「ゴッホと文化財」展 つくる文化∞つなぐ文化

会期 2021年7月31日(土)~8月31日(火) 会期中無休
会場 そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
開館時間 午前10時~午後8時 ※8月18日(水)は午後7時閉館(入館は閉館の30分前まで)
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合があります
料金 一般1100円(900円)、大学・高校生900円(700円)、中学生以下無料
※事前予約不要
※( )内は前売料金
 
   

フィンセント・ファン・ゴッホ《ローヌ川の星月夜》(再現) 原本所蔵 オルセー美術館 原本年代 1888年 


 

ポール・セザンヌ《台所のテーブル》(再現) 原本所蔵 オルセー美術館 原本年代 1888-1890年頃 


 

クロード・モネ《サン・ラザール駅》(再現) 原本所蔵 オルセー美術館 原本年代 1877年 


 

エドゥアール・マネ《笛を吹く少年》(再現) 原本所蔵 オルセー美術館 原本年代 1886年 

 
 
     
     




 
 

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締め切りは、2021年7月30日24時です。

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