アート

Posted on 2011-03-30
「香り」の展覧会。世界でも稀なる、日本の香り文化を知る。東京藝大で。


桜文散七宝鞠香炉 江戸時代 18世紀 個人蔵 全会期 撮影:岡崎良一


Writer:蓬田(よも)修一

「香り かぐわしき名宝」展が、東京藝術大学で開かれます。

6世紀、仏教伝来とともに日本人は香木をたくことを知りました。

以来、日本では「香り」を、仏教文化、貴族文化、武家文化、庶民文化のなかではぐくみ、世界でも稀な香りの文化を生み出してきました。

この展覧会は、香りにまつわるさまざまな美術作品をとおして、目に見えない香りの魅力を紹介するものです。

会場は、「香りの日本文化」「香道と香りの道具」「絵画の香り」の3つの柱で構成します。

展示されるのは、香道具だけではなく、1500年にわたってはぐくまれてきた「香り」の名宝です。

鈴木春信、喜多川歌麿といった浮世絵師の代表作から、近代の上村松園、鏑木清方らの美人画などにも香りは潜んでいます。

それらの絵画の名作も展示されます。

日本の香り文化を、これほど多角的に取り上げた大規模な展覧会は、初めての開催となります。

会期:2011年4月7日~5月29日

会場:東京藝術大学大学美術館

展覧会公式サイト

土佐光吉・源氏物語絵色紙帖「梅枝」江戸時代 17世紀 京都国立博物館 4月7日(木)~5月8日(日)

鏑木清方・伽羅 1936年(昭和11)山種美術館 5月10日(火)~5月29日(日)


招待券プレゼント <応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございます>

「香り展」招待券を、抽選で3組6名様にプレゼントします。
以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。
締め切りは、2011年4月5日24時です。

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