アート / 歴史
Posted on 2011-05-11
龍谷ミュージアムで「釈尊と親鸞」 1年間にわたり開催

右 仏立像(ガンダーラ地域出土)第1~6期/左 親鸞聖人坐像 本行寺(滋賀)第1~2期/背景 仏教壁画 燃燈仏授記デジタル復元(原品:ベゼクリク石窟第15号窟) 龍谷ミュージアム提供
龍谷ミュージアムは仏教総合博物館として、2011年4月5日開館しました。
同博物館は、仏教の源流から日本における仏教の展開までを広く視野にいれて活動することを目指し、中でも仏教を開いた釈尊と、浄土真宗の開祖親鸞聖人は、重要なテーマをなしています。
今回の「龍谷ミュージアム開館記念・親鸞聖人750回大遠忌法要記念展 釈尊と親鸞」(会期:2011年4月5日から2012年3月25日までの約1年間)は、龍谷ミュージアムの開館、および親鸞聖人750回大遠忌法要が勤修される年にあたり、改めて仏教の源流をたどり、釈尊や親鸞聖人の足跡に触れられる貴重な機会です。
展示構成は、第1部「釈尊(アジア)」と、第2部「親鸞(日本)」の2部構成です。
仏教を開いた釈尊と、浄土真宗の開祖となった親鸞聖人について、それぞれ「仏」(生涯と足跡)、「法」(教え)、「僧」(教団とその後の展開)の3つの角度から取り上げ紹介します。
約1年間の出品総件数は660件にのぼります。
これらの作品を通して、インドから日本への仏教の広がり、そして日本における仏教の流れと親鸞聖人の位置づけを、分かりやすく展示します。

ストゥッコ仏頭部 第1~6期 龍谷ミュージアム提供
みどころと鑑賞のポイント
①出品総件数はアジアで140件、日本で520件、合計約660件(うち龍谷大学所蔵品は約180点)にのぼります。
②会期1年間を6期に分け、いつ観覧してもほぼ同一レベルで異なった作品を鑑賞できるようにしています。
③10月の第4期以降は「親鸞聖人伝絵」等の国宝・重要文化財も展示可能となる予定です(国宝1件、重要文化財23件)
④北は新潟県、東は茨城県、西は広島県まで、全国の真宗寺院を中心に約130カ所より借用。
⑤ミュージアム開館までの調査・研究活動の一つの成果として、アジアではガンダーラ出土の仏伝浮彫「涅槃」をはじめ約30点、日本では滋賀・本行寺所蔵の木造親鸞聖人坐像をはじめ約20点、合計約50点の初公開作品を展示します。
会期:2011年4月5日~2012年3月25日
第1期 4月5日~5月22日
第2期 6月7日~7月24日
第3期 8月27日~10月2日
第4期 10月8日~11月27日
第5期 12月10日~1月22日
第6期 2月4日~3月25日
休館日は以下のスケジュールをご確認ください。
http://museum.ryukoku.ac.jp/guide/schedule.html
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