出版

Posted on 2012-04-16
印刷博物館 P&Pギャラリーで「What’s 電子書籍?」


Writer:蓬田(よも)修一

東京・文京区の印刷博物館 P&Pギャラリーで、電子書籍の誕生から未来の姿までを紹介する「What’s 電子書籍?」が開催中です。

会場は電子書籍の現在、歴史、未来の3コーナーで構成されています。

「電子書籍の現在」のコーナーでは、「書籍」「雑誌」「写真集」「絵本」「辞書」など様々な種類の出版物の電子版が実際に触れられるようになっています。

ひとつの書籍を紙バージョンと電子バージョンのペアで紹介していますので、紙版と電子版の違いや、電子版の機能や魅力などが実感できる展示となっています。

「電子書籍の歴史」のコーナーでは、知られているようで案外知られていない電子書籍の歴史を、各時代の実機とともに紹介します。

Macintosh、ZAURUS、iモード携帯端末など、一時代を彩った懐かしい機器やデバイスなどを時系列に展示し、電子書籍の黎明期から今に至るまでの歴史的な流れが分かります。

「電子書籍の未来」のコーナーでは、少し未来の電子書籍を取り巻く状況をパネル展示しています。

ソーシャルリーディングや、アメリカを代表する書店Barnes & Nobleの取り組みなどを紹介します。

電子書籍は、スマートフォンの普及によって、本格的に広まる気配を見せています。

本展は、「電子書籍とは何か?」を体系的に知ることができる貴重な機会です。

出版や印刷に関わる人だけでなく、コンテンツやメディア産業に携わる人にとって見逃せない展示会だといえるでしょう。

<開催概要>

●会期:2012年3月31日から5月27日まで
●会場:印刷博物館 P&Pギャラリー
●入場無料 ※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要です。
●開館時間:10時から18時まで
●休館日:毎週月曜日(ただし4月30日は開館)および5月1日(火)

印刷博物館 公式サイト

「電子書籍の現在」コーナー。様々な種類の出版物の電子版と紙版が、実際に触れて比べられる展示になっている。

「電子書籍の未来」コーナー。近い将来、電子書籍がどのように生活に関わってくるのかをパネル展示。

「電子書籍の歴史」コーナー。知られているようで案外知られていない電子書籍の歴史を、実機とともに紹介。


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