アート
Posted on 2012-06-22
オリンピック応援 ロンドン・アート探訪① 大英博物館
Writer:蓬田(よも)修一
ロンドン・オリンピック開幕まであと1ヶ月。
オリンピックで盛り上がるロンドンですが、世界屈指のアート・シティでもあります。
当サイト「Media & Communication」では、ロンドンの代表的なミュージアムを4回にわたって紹介しましょう。
第1回は、世界最大のミュージアムのひとつ「大英博物館」です。
収蔵点数は約800万点。しかし一般公開されているのは、その1%に過ぎないと言います。
常設展示だけでも、とても1日では見切れません。
来館者の半数以上が外国人。入場料は無料(寄付金制、特別展は有料)です。
1753年に設立以来、コレクションの充実が図られ、図書部門は大英図書館、絵画部門はナショナルギャラリーとして、その後独立しました。
収蔵作品には、世界の貴重な考古資料が多数含まれます。
1801年には、戦利品としてエジプトからロゼッタストーンなどを、1816年にはギリシアのパルテノン神殿の彫刻群をコレクションとします。
さらには、シュメールやアッシリア文明など西アジアの遺物も、コレクションに加わります。
日本の作品を含む東洋コレクションも、収蔵・展示されています。
もちろん自国イギリスの作品もあります。
収蔵品の中には、大英帝国時代に植民地から持ち込まれたものが多数ありますが、持ちこまれたため、作品の専門的な調査研究が進むとともに、散逸の可能性もあった文化財を保護した点は重要だと言えるでしょう。
ミュージアムショップには、ギリシアやエジプトの彫刻作品などをモチーフにしたアイテムなど豊富に揃っています。
人類の歴史と文明の遺産が集まっている大英博物館、何度でも足を運びたいミュージアムです。
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