アート

Posted on 2012-06-24
「大英博物館 古代エジプト展」 森アーツセンターギャラリーで開催  世界最長『死者の書』(「グリーンフィールド・パピルス」)37メートル 日本初公開!


フウネフェルの『死者の書』 口開けの儀式の場面(部分)
©The Trustees of the British Museum


Writer:蓬田(よも)修一

「大英博物館 古代エジプト展」が東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで、2012年7月7日から9月17日まで開催します。

古代エジプト人にとって現世は仮の世界であり、来世の準備期間とみなされていました。

人は死後に来世で復活し、永遠の生命を得るものと信じられていたのです。

復活を果たすには、死者は危険に満ちた冥界の旅をくぐり抜けねばなりません。

待ち受ける試練をあらかじめ死者に伝え、困難を克服するための呪文を説く究極のガイドブック、それが『死者の書』です。

「大英博物館 古代エジプト展」では、この『死者の書』の記述をもとに、古代エジプト人の死の世界観と来世へ至る旅を、以下の4つの章で構成します。

第1章 古代エジプトの死生観

第2章 冥界の旅

第3章 世界最長『死者の書』「グリーンフィールド・パピルス」

第4章 『死者の書』をめぐる研究

特に、第3章で紹介するのは、世界最長の『死者の書』です。37メートルの全容を日本で初めて展示します。

他にもオシリス神像、ミイラマスク、パセンホルの木棺、神官レイトホルイルウのミイラなど約180点が展示され、古代エジプト人が祈りを込めた来世への旅路を追体験できます。

大英博物館とエジプトコレクション

年間約600万人が訪れるイギリス・ロンドンの大英博物館は、1753年に創設された世界最古の国立博物館です。

所蔵作品は800万点以上にのぼります。

中でもエジプト部門は、有名なロゼッタストーンをはじめ、貴重なミイラや棺、副葬品、膨大なパピルス文書など10万点を擁し、質量ともに世界屈指のエジプト・コレクションに数えられています。

大英博物館

<開催概要>

●名称:「大英博物館 古代エジプト展」 Journey through the Afterlife: Ancient Egyptian Book of the Dead
●会期:2012年7月7日(土)~9月17日(月・祝)※会期中無休
●会場:森アーツセンターギャラリー (六本木ヒルズ 森タワー52階)
●開館時間:10:00~22:00
※金曜日はナイトミュージアムを実施(22:15~23:30)
※いずれも入館は閉館の30分前まで

「大英博物館 古代エジプト展」 公式サイト

以下、会場のようすをご紹介します。(2012年6月24日内覧会にて)

導入部のサインと映像。気分が静かに盛り上がります。

第1章の部屋。中央に見えるのはベスエンムウトの人形棺。書かれた『死者の書』の文字は黒々としており、着色も鮮明です。

第2章の部屋。中央には神官イレトホルイルウの人形棺およびミイラ。ミイラは黄金のマスクが被せられ、体の覆いは青色のビーズネットで飾られています。

メインである全長37mにおよぶ『死者の書』がすべて展示されている展示室。
細長い空間にCの字型に展示され、ぐるりと読むことができます。

大型の挿し絵もあり、見ごたえ十分です。手前の挿し絵はヘリオポリスの天と地のはじまりを描いた場面です。

第4章の部屋。白を基調とした明るい空間です。死後の世界で死者の代わりに農作業などを行うシャブティという像も展示されています。

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「大英博物館 古代エジプト展」 無料招待券 プレゼント
招待券プレゼントへの応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
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「大英博物館 古代エジプト展」 無料招待券を、抽選で5組10名様にプレゼントします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2012年7月25日24時です。

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