アート
Posted on 2012-06-26
真似ればあなたも文豪に? 2012年6月28日から企画展「この人、どんな字? -近代日本の文豪たち」

書道博物館 企画展「この人、どんな字? -近代日本の文豪たち-」のチラシ

森鴎外、夏目漱石、伊藤左千夫、正岡子規など、本の世界で出会ったことのある明治の文豪たちは、いったいどんな字を書いていたのでしょう?
文豪に関心のある人にぜひ見てもらいたいのが、書道博物館で2012年6月28日から開催される企画展「中村不折コレクション この人、どんな字? -近代日本の文豪たち-」です。
展覧会では、手紙に書かれた文字を中心に、明治時代に活躍した人たちの凛とした美しい字すがたを紹介します。
画家・書家であり、書道博物館創設者の中村不折は、明治の文豪たちと同時代に活躍した人物です。
不折の絵は当時とても評判がよく、不折のもとには、本や雑誌の挿し絵、あるいは表紙のデザインなど、数多くの依頼がきました。
それを契機に交流を深めていった不折と文豪たちが、日常のやりとりに用いた手紙の数々が展示されます。
手紙にしたためられたみやびな文字からは、書き手の気持ちが十分に伝わってきます。
不折の結婚祝いに「かつをぶし」を進呈した子規の伸びやかな文字、不折の挿し絵を「軽妙」だとたたえた漱石の洒脱な字、「不折山人老画師」で始まる不折我執の題辞を書いた鴎外のかっちりとした字。
明治の文豪たちに思いをはせながら、当時の人たちが書いた文字を身近に感じてみてください。
会期中は、キッズセミナー、ワークショップ「文豪たちの字をかこう!」が実施されます。
今年は森鴎外の生誕150年であり、書道博物館では所蔵の森鴎外関係資料も一挙公開します。
また東京国立博物館本館では、2012年7月18日から9月9日まで「生誕150年 皇室博物館総長 森鴎外」が特集陳列される予定です。
<企画展 中村不折コレクション この人、どんな字? -近代日本の文豪たち->
会期 2012年6月28日(木)から9月19日(水)まで
開館時間 9:30から14:30まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、7月16日、9月17日は開館)、7月17日、9月18日
観覧料 一般・大学生500円(300円)、高・中・小学生250円(150円)
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