アート
Posted on 2021-08-06
「書でみる日本の歴史と文化」 書道博物館

「書」を通して古代から近代までを探る
東京・鶯谷の書道博物館で「書でみる日本の歴史と文化」が開催中です(会期:2021年6月22日~12月12日)。
書道博物館は洋画家であり書家の中村不折(なかむら ふせつ 1866~1943)のコレクションをもとに、昭和11年創設されました。
不折は40年あまりにわたって独力で中国および日本の書道史上貴重な作品を蒐集し、そのコレクションのなかには、日本の歴史を彩る貴重な作品も多数あります。
今回の展覧会では、日本の古代から近代まで、「書」を通して歴史を探ってみようという企画です。
書道だけでなく、歴史に興味ある人にとっても新たな発見の多い展覧会だといえそうです。
主な展示作品を紹介しましょう。※作品名の最後にある日にちは展示期間です。
●世界最古の印刷物
百万塔陀羅尼経(ひゃくまんとうだらにきょう) 奈良時代・8世紀 8月3日~9月12日
●こんなときこそ心の安寧
隅寺心経 伝 空海 奈良時代・8世紀 11月2日~12月12日
●鷹好き高じて「鷹返せ!」
沢与介宛(さわよすけあて)書状 織田信長 戦国~安土桃山・16世紀 8月3日~9月12日
●幕末の才人 信濃の英雄隷書七言絶句軸
佐久間象山 江戸・19世紀 9月17日~10月31日
●気骨ある中国通の外務卿
草書七言絶句軸 副島種臣 明治・19~20世紀 11月2日~12月12日
ほかにも、日本の書道史上貴重な作品や、歴史に名を残した人物の書がたくさん出品されています。
書でみる日本の歴史と文化
会場 書道博物館
会期 2021年(令和三年)6月22日(火)から12月12日(日)まで
前期:6月22日(火)~9月1日(日) 後期:9月17日(金)~ 12月12日(日)
※会期中、一部展示替えがあります。
開館時間 午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
休館日 月曜日、8月10日(火)、9月21日(火)、9月13日(月)~9月16日(木)展示替えのため ※8月9日(月・振休)、9月20日(祝)は開館
観覧料 一般500円(300円) 小・中・高校生250円(150円)
※( )内は20人以上の団体料金
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