アート

Posted on 2021-08-04
日本三大俳諧コレクション「柿衞文庫」の芭蕉名品 「柿衞文庫名品にみる 芭蕉 ―不易と流行と―」



松尾芭蕉筆 「旅路の画巻(三画一軸の内)」(部分) 江戸時代中期(17世紀) 柿衞文庫蔵 


柿衞文庫が所蔵する芭蕉作品を全点展示
東京・文京区にある永青文庫で「柿衞文庫名品にみる 芭蕉 ―不易と流行と―」が、2021年(令和三年)10月2日から12月5日まで開催されます。

柿衞文庫(かきもりぶんこ)は兵庫県伊丹市にあり、俳諧コレクションを所蔵・展示している施設です(現在は長期休館中。2022年4月にリニューアルオープン予定)。

岡田利兵衞(1892~1982、号は柿衞)が蒐集した俳諧資料をもとに、1982年(昭和57年)に創設されました。

岡田利兵衞は江戸時代から続く家業の酒造業を営む一方、伊丹町長・市長を務め、聖心女子大学などでも教鞭をとりました。

その充実した蒐集品は、東京大学附属図書館「洒竹・竹冷・知十文庫」、天理大学附属天理図書館「綿屋文庫」とともに、日本三大俳諧コレクションのひとつともいわれています。

今回の展覧会では、柿衞文庫が所蔵する芭蕉の名品を一堂に公開し、芭蕉の俳諧風雅の精神である「不易流行」に迫ります。

見どころは、芭蕉最晩年の作である「旅路の画巻」を全場面公開するほか、誰もが知っている「ふる池や」句の短冊などが一挙紹介されることです。

また、飯尾宗祇(そうぎ)、松永貞徳(ていとく)、西山宗因(そういん)、岡田利兵衞の郷土である伊丹の俳人、上島鬼貫(うえしまおにつら)など、連歌から俳諧に至る作品の数々を展覧します。
 
秋季展 柿衞文庫名品にみる 芭蕉 ―不易と流行と―
会場 永青文庫
会期 2021年(令和三年)10月2日(土)から12月5日(日)まで
※前・後期で大幅な展示替あり【前期:10月2日(土)~10月31日(日)、後期:11月3日(水・祝)~12月5日(日)】
開館時間 午前10時から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
休館日 月曜日、11/2(火)は展示替のため休館
入館料 一般1000円、シニア(70歳以上)800円、大学・高校生、500円
※中学生以下、障害者手帳を提示の方及びその介助者(1名)は無料
※新型コロナウイルス感染症、天災、災害等の状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合があります。最新の情報は永青文庫Twitterにてお知らせします。
※ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
※マスク着用の上、ご来館ください。

 

伊丹市指定文化財 松尾芭蕉筆 「ふる池や」句短冊 貞享3年(1686) 柿衞文庫蔵 


 

松尾芭蕉 「馬に寝て」句文自画賛 懐紙 貞享元年(1684)【後期展示】 柿衞文庫蔵 


 

森川許六筆 「百華賦」(部分) 宝永7年(1710) 柿衞文庫蔵 


 

上島鬼貫賛 大岡春卜画 「小町図」 享保20年(1735)【前期展示】 柿衞文庫蔵 


  
        
     




 
 

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締め切りは、2021年10月1日24時です。

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