アート / 歴史

Posted on 2023-11-15
永青文庫 令和六(2024)年度 展覧会スケジュール


重要文化財「織田信長自筆感状」細川忠興宛、(天正5年〈1577〉)10月2日、永青文庫蔵
「織田信長文書の世界(仮)」で展示予定


 
永青文庫 令和六(2024)年度における展覧会スケジュールです。

2024年(令和六年)4月27日(土)~6月23日(日)
殿さまのスケッチブック(仮)
細川家熊本藩6代藩主の重賢(しげかた 1720~85)は、熊本藩の藩政改革、産業奨励、藩校時習館の設立などを行って「肥後の鳳凰」と称される一方、動物、昆虫、植物など様々な博物図譜を残しました。

本展では、細川家の殿さまが見た様々な「リアル」を「殿さまのスケッチブック」として紹介します。
 
 
2024年(令和六年)7月27日(土)~9月23日(月・振休)
Come on! 九曜紋(仮)
細川家の家紋・九曜紋は、9つの星(日・月・火・水・木・金・土の七曜星と日月食や彗星(すいせい)に関係する羅睺(らご)星・計都(けいと)星を表すといわれます。

同館初となる家紋をテーマとした本展では、大名家の伝来品にみられる九曜紋を幅広く展示し、細川家と九曜紋の関わりを紹介します。
 
 
2024年(令和六年)10月5日(土)~12月1日(日)
織田信長文書の世界(仮)
戦国乱世を駆け抜けた武将・織田信長(1534~82)。

永青文庫には、細川家伝来の信長の手紙59通(重要文化財)が所蔵されていますが、これほど多くの手紙が一か所にまとまって伝わる例は他に類を見ません。

15代将軍・足利義昭との対立から本能寺の変まで、激動の10年間を永青文庫の資料だけで追うことができ、唯一直筆とされる手紙をも含む点で、質量ともに突出したコレクションと言えます。

本展ではそれらを一挙に公開し、信長上洛と将軍没落、一向一揆との死闘、長篠合戦、荒木村重謀反、明智光秀による本能寺の変など、天下へ向けた信長の栄光と挫折のストーリーを、信長に仕えた細川藤孝(1534~1610)らの動向とともに丁寧に読み解きます。
 
 
2025年(令和七年)1月11日(土)~4月13日(日)
永青文庫の日本陶磁コレクション(仮)
永青文庫では、さまざまな日本の陶磁作品を所蔵しています。

八代(やつしろ)焼(高田焼、平山焼)は、熊本県八代市高田(こうだ)発祥の陶器で、細川家2代・忠興(ただおき)が陶工・尊楷(そんかい 上野喜蔵)を招いたことにより始められました。

大正から昭和にかけて活躍した陶芸家・河井寬次郎(かわいかんじろう 1890~1966)は、初期には中国の古陶磁を模範とした作品で注目され、永青文庫の設立者・細川護立(もりたつ 1883~1970)の中国陶磁コレクションからも学びました。

八代焼や河井寬次郎の作品は約20年ぶりの紹介です。

※展覧会の内容・会期等は変更になる場合があります。
 
 




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