アート / 宗教・信仰

Posted on 2024-03-30
「音を観る ―変化観音と観音変化身―」聖観音、千手観音など多様な姿を紹介


如意輪観音菩薩像(部分) 鎌倉時代 14世紀 【展示期間:4月24日~6月30日】

東京都千代田区の半蔵門ミュージアムで2024年(令和六年)4月24日(水)から9月1日(日)まで、特集展示「音を観る ―変化観音と観音変化身―」が開催されます。

「音を観る」ことができる「観音」とは、その神通力を象徴した名をもつ菩薩です。

観世音(かんぜおん)菩薩あるいは観自在(かんじざい)菩薩が正しい表記ですが、観音さま、観音さん、と古来親しまれてきた仏で、現世利益(げんぜりやく)を求める多くの人々の信仰・崇拝の対象となりました。

観音は複数の姿に変化(へんげ)することがあり、それぞれの姿は多様です。

密教では、聖(しょう)観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准胝(じゅんでい)観音(または不空羂索(ふくうけんさく)観音)、如意輪観音の六つの姿を、“六観音”と称しています。

今回の特集展示では、この六観音のうち、十一面観音の彫刻と、聖(しょう)観音、千手観音、准胝(じゅんでい)観音、如意輪(にょいりん)観音の絵画が展示されます。

また、常設展示エリアでは、ガンダーラの仏伝浮彫、鎌倉時代初期の仏師運慶作と推定される大日如来坐像(重要文化財)、醍醐寺ゆかりの不動明王坐像、如意輪観音菩薩坐像などが見られるほか、金色で釈尊を描いた「仏涅槃図」が特別展示されます。

如意輪観音菩薩像(部分) 室町時代 15世紀 【展示期間:7月3日~9月1日】

 

准胝観音菩薩像 室町時代 14~15世紀

 

如意輪観音菩薩坐像 平安時代 10世紀

 

音を観る ―変化観音と観音変化身―

会期 2024年4月24日(水)~9月1日(日)
会場 半蔵門ミュージアム(東京都千代田区一番町25)
開館時間 午前10時~午後5時30分(入館は午後5時まで)
休館日 月曜日・火曜日
入場料 無料
TEL 03-3263-1752
公式サイト https://www.hanzomonmuseum.jp

 




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