アート

Posted on 2021-07-28
横田大輔個展「Alluvion」 銀座4丁目交差点RICOH ART GALLERY



 


立体印刷アートプロジェクト「StareReap(ステアリープ)」と共創
銀座4丁目交差点に新設された「RICOH ART GALLERY(リコーアートギャラリー)」において、写真家横田大輔の個展「Alluvion」が開催中です。

横田は1983年埼玉県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。

第2回写真「1_WALL」展グランプリ(2010年)、国際的な写真賞「Foam Paul Huf Award」(2016年)、第45回(2019年度)「木村伊兵衛写真賞」などを受賞。

2018年のテートモダンでのグループ展「SHAPE OF LIGHT」に参加するなど、国内外で活躍しています。

本展では、横田の幅広い表現のひとつ「Color Photographs」と、リコーが展開している立体印刷アートプロジェクト「StareReap(ステアリープ)」との共創による作品18点が発表され、新しいメディアによる表現の可能性が提示されています。

StareReapとは
リコーでは、新規事業の創出に向けた取り組みとして、スタートアップ企業や社内外の起業家の成長を支援して事業共創を目指すアクセラレータープログラム「TRIBUS」を行っています。

「StareReap」は同プログラムで活動中の社内チームから生み出されたアートプロジェクトです。

リコー独自のインクジェット技術とデジタル技術を用いて2.5D印刷(※)する技法「StareReap 2.5」を制作基盤とし、凹凸や質感などを精密にそして自由に表現します。

アーティストとStareReapチームの共創活動で様々な表現を生み出し、作品を創り上げていきます。

※UVインクで積層して立体形状を表現する技術

StareReapプロジェクトでは、企画から制作までのすべての工程において、アーティストとStareReapのプリンティングディレクターが対話を繰り返すなかで相互に多様な発想を引き出し、従来にない自由度の高い表現による革新的な作品の創作を目指しています。

横田大輔氏コメント
デジタル化以降の写真は、撮影した画像をベースとしてPhotoshopなどのアプリケーションにより修正や加工など二次的介入が当たり前になりました。

かたやプリントは、速度や精密さなどの変化はあるものの基本的に再現性という枠を出ておらず、結果写真表現のあり方は印刷技術に依存する形として今もなお根本的な変化をもてずにいるのではないかと感じています。

StareReap 2.5は、再現性を超えた多様なバリエーションを作り出すことができます。そのような複雑かつユニークな表現性をもつ印刷技術によって写真の新しい展開が可能になるのではないでしょうか。

銀塩乳剤がインクに置き換わる際にどのような変性作用を及ぼすのか、非常に興味深く関わらせていただいています。
 
  
横田大輔個展「Alluvion」
会期 2021年(令和三年)7月10日(土)から8月7日(土)まで ※休廊日:日・月・祝 
会場 RICOH ART GALLERY 東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8・9F 
営業時間 12時~午後7時 ※ただし8月7日は午後6時で閉廊
※新型コロナウイルス感染防止に伴う東京都・政府の方針により、営業時間・会期は前後する可能性があります。

◆入場は感染症予防対策の観点から、事前予約制です。予約はこちらから

◆展覧会サイト 
 

 


※写真は、7月9日に行われたプレス内覧会で撮影したものです。 
      




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