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Posted on 2012-08-01
アド・ミュージアム東京 特別企画展「日本のCMのぜんぶ 1953-2012」 テレビ・コマーシャル60年の歴史。


アド・ミュージアム東京 エントランス。


Writer:蓬田(よも)修一

東京・汐留のアド・ミュージアム東京では、特別企画展「日本のCMのぜんぶ 1953-2012」が開催中です。

テレビ・コマーシャルは1953(昭和28)年、民間テレビ放送のスタートと同時に誕生しました。

以来、新鮮な驚きと面白さに満ちた世界を作り出し、新しい娯楽としておとなも子どもも魅了されてきました。

テレビ・コマーシャルは日本社会の「時代の気分」を映し出しあったり、企業活動の枠を超えて、私たちの生活行動、表現感覚、コミュニケーションスタイルに影響を与え続けています。

特別企画展「日本のCMのぜんぶ 1953-2012」では、時代とともに歩んできたテレビ・コマーシャルの歴史を振り返るとともに、これからのテレビ・コマーシャルのあり方を考えます。

第一会場は、「クリエーターが語るテレビ・コマーシャルの世界」と題し、テレビ・コマーシャルの世界を切り開いてきた5人のクリエーティブディレクターに焦点をあてた展示が展開されています。

第二会場では、「コマーシャル・ワンダーランド」というタイトルのもと、この60年間に、世に送り出されてきた膨大な数のテレビ・コマーシャルから厳選された作品が紹介されています。

会場で紹介されているテレビ・コマーシャルは、記憶に残っているものばかりと言ってもいいほどです。

自分が生きてきた時代と重ね合わせて、作品を楽しむこともできるでしょう。

アド・ミュージアム東京では「マーケティング関係者だけでなく、家族みんなで楽しめる内容でもあると思います」と話しています。

ミュージアム内の広告図書館では、今回の展示にあわせた特別コーナーを設置。

展示会場で取り上げられている5人のクリエーターの資料をはじめ、テレビ・コマーシャルに関わる書籍や雑誌などを集め、紹介しています。展示とあわせて活用すると、今回の特別展への理解が一層深まるでしょう。

山川浩二氏が語る1953-1965(第一会場)

小田桐昭氏が語る1966-1979(第一会場)

宮崎晋氏が語る1980-1989(第一会場)

鏡明氏が語る1990-1999(第一会場)

佐々木宏氏が語る2000-2012(第一会場)

第二会場「コマーシャル・ワンダーランド」。「映画監督が作ったコマーシャル」シアターなど、多彩な切り口で名作テレビ・コマーシャルが紹介されている。

併設の広告図書館では、展示の関連図書コーナーが特設された。日本のテレビ・コマーシャルやクリエーターについて書かれた図書・資料を読むことができる。

≪開催概要≫

■会期:2012年7月28日(土)―10月14日(日)  *入場無料
■会場:アド・ミュージアム東京
■主催:公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団 一般社団法人 日本・アド・コンテンツ制作社連盟 (JAC)
■協力:社団法人 全日本シーエム放送連盟 株式会社 宣伝会議 株式会社 電通クリエーティブX

アド・ミュージアム東京 公式サイト


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