アート

Posted on 2012-10-05
「尚意競艶-宋時代の書-」展  東京国立博物館と台東区立書道博物館で連携開催


書道博物館

書道博物館1階の展示エリア。


Writer:蓬田(よも)修一

東京国立博物館と台東区立書道博物館で、両館の連携企画「尚意競艶-宋時代の書-」が、2012年10月2日(火)から11月25日(日)までの会期で開催されています。

宋時代の書は、完璧な書法を追求したそれまでの唐時代とは異なり、人間の個性や精神性を尚(とうと)びました(これを「尚意」と言います)。

北宋時代には四大家(したいか)と尊称される4人の高名な書家が生まれました。その中のひとり蔡襄(さいじょう)は今年、生誕1000年を迎えます。4人ともそれぞれに個性的な書風を作り出し、その後の書家たちに大きな影響を与えてきました。

今回の展示では、宋時代の名品や拓本をとおし、北宋から南宋に至る書の流れを概観します。宋時代の個性派文人の書の魅力が堪能できる展覧会です。

東京国立博物館

東京国立博物館では、平成館企画展示室で開催されている。

書道博物館

書道博物館2階の展示エリア。


※写真はすべて2012年10月1日に行われた内覧会の様子です。

【開催概要】
東京国立博物館 平成館企画展示室

開館時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
期間中10月5日(金)を除く金曜日は20:00まで、10月20日(土)は21:00まで開館。
休館日 月曜日(ただし10月8日は開館)、10月9日(火)
入館料 一般 600円(500円)、大学生 400円(300円) 
※( )内は20名以上の団体料金
高校生以下および満18歳未満、満70歳以上、障がい者とその介護者各1名は無料です(入館の際に年齢のわかるもの、障がい者手帳などをご提示ください)。特別展「中国 王朝の至宝」、「出雲―聖地の至宝―」をご覧になるには別途観覧料が必要です。
子ども(高校生以下)と一緒に来館した入館者(子ども1名につき同伴者2名まで)は、団体料金で観覧できます。

台東区立書道博物館
開館時間 9:30~16:30(入館は閉館の30分前まで)
期間中、10月20日(土)は21:00まで開館。
休館日 月曜日(ただし10月8日は開館)、10月9日(火)
入館料 一般・大学生  500円(300円)、高・中・小学生 250円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金


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