アート

Posted on 2013-02-28
「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展 Bunkamura ザ・ミュージアムで


 Writer:宮川由紀子

2013年3月9日(土)から4月21日(日)まで、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展が開催されます。

本展は、17世紀バロック時代のヨーロッパに名をとどろかせた画家ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)のイタリア滞在による影響を示す作品をはじめ、彼自身の手になる卓越した作品、工房作品、工房内の助手が独立して描いた作品、彼が直接指導して制作させた版画などを通じ、その制作の実態に迫る日本初の試みです。家族の肖像も含め、日本ではまだあまり知られていない巨匠の真の姿が紹介されます。

世界各地に所蔵されているルーベンスの良作が一堂に集結し一望できるのが、本展の特徴です。

「ヘクトルを打ち倒すアキレス」「ロムルスとレムスの発見」「復活のキリスト」など、日本初公開の作品も数多く展示されます。

展示は5章の構成です。

第1章 イタリア美術からの着想
第2章 ルーベンスとアントワープの工房
第3章 専門画家たちとの共同制作
第4章 工房の画家たち
第5章 ルーベンスと版画制作

ルーベンス工房における絵画制作のあり方が明らかにされる第2章は、大きな見どころです。ルーベンスの自筆作品、ルーベンスの構想に基づいて工房の画家たちが制作した作品、工房の画家が制作を担当し、それにルーベンスが加筆した作品、工房によるレプリカなどが展示されます。

また、ブリューゲル、スネイデルスら専門画家との共同制作、油彩画の構図を再現した版画制作なども明らかにされます。

ルーベンスの多彩な芸術活動を、当時のアントワープでの隆盛を通して知ることができる、またとない機会です。

なお、東京開催後、北九州、新潟での巡回開催が予定されています。

「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展
会期 2013年3月9日(土)から4月21日(日)まで ※開催期間中無休
開館時間 10時から19時まで(入館は18時30分まで) 毎週金・土曜日は21時(入館は20:30まで)
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
入館料 一般1500(1300)円、大学・高校生1000(800)円、中学・小学生700(500)円
*( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
主催 Bunkamura、毎日新聞社、TBS
後援 外務省、イタリア大使館、オーストラリア大使館、ベルギー大使館、ベルギー・フランダース政府観光局、フランダースセンター
協賛 損保ジャパン、第一生命保険、大日本印刷、三菱商事
協力 アリタリアーイタリア航空、エールフランス航空/KLMオランダ航空
お問合せ 電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)

「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展

<巡回情報>
北九州市立美術館 本館
会期 2013年4月28日(日)-6月16日(日) 
主催 北九州市立美術館、毎日新聞社、RKB毎日放送
お問合せ 電話:093-882-7777(北九州市立美術館 本館)

新潟県立近代美術館(予定)
会期 2013年6月29日(土)-8月11日(日)
主催 ルーベンス展新潟展実行委員会
お問合せ 電話:03-3212-0189(毎日新聞社 事業本部)


招待券プレゼントへの応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

■■招待券プレゼント
「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展■■

「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展の無料招待券を、抽選で5組10名様にプレゼントします。

以下のフォームよりご応募ください。

応募受付の締切は2013年3月17日24時です。

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