アート

Posted on 2013-12-16
ブリヂストン美術館コレクション展「画家の目、彫刻家の手」絵画と彫刻をあわせて鑑賞



エドガー・ドガ《踊りの稽古場にて》1895-98年


Editor:蓬田(よも)修一

2014年1月18 日(土)から4月13日(日)まで、ブリヂストン美術館でブリヂストン美術館コレクション展「画家の目、彫刻家の手」が開催されます。

画家と彫刻家。画家は絵画を描き、彫刻家は彫刻を制作します。エドガー・ドガのように、絵画だけではなく、彫刻も重要な表現手段とした芸術家もいました。

絵画と彫刻をあわせて鑑賞することで、それぞれの特徴が際立ってきます。19 世紀後半、画家と彫刻家の作品をあわせて展示する試みがなされました。

1889 年にパリのジョルジュ・プティ画廊では『モネ・ロダン展』が開催され、クロード・モネの絵画とオーギュスト・ロダンの彫刻が展示されました。

そしてその展覧会を見た批評家オクターヴ・ミルボーは、「彼らは絵画と彫刻というふたつの芸術を今世紀でもっとも見事に、究極的に演じてみせた」と絶賛しました。

本展では、ブリヂストン美術館の所蔵する絵画と彫刻、合計約160 点が紹介されます。ロダンやブールデル、ザツキン、アーキペンコ、ブランクーシなど、同館の彫刻ギャラリーに常設されている作品も注目です。

見どころは次のとおりです。

ドガの絵画と彫刻
ドガがいつ頃から彫刻をはじめたのかはわかっていません。ドガの死後、彼のアトリエに残された150点もの蝋彫刻が運び出され、そのうち73点が鋳造工エブラールによってブロンズ鋳造されました。これら小さな蝋の彫刻は、ドガにとって、モデルの代わりでもありました。

古代彫刻を模写したモロー
モローは1867年から二年間留学したイタリアで、18世紀前半に発見されて発掘が進みつつあったポンペイなど古代都市の発掘品、壁画、モザイク、彫刻などを写しました。パリの官立美術学校内に設置された、古代彫刻のレプリカも模写の対象でした。旧約聖書の世界をあらわした《化粧》では、優美な女性の身体が表現されています。

ブリヂストン美術館コレクション展「画家の目、彫刻家の手」
会期
 2014年1月18 日(土)から4月13日(日)まで
会場 ブリヂストン美術館
入館料 一般800円(600円)、シニア600円(500円)、大高校生500円(400円)、中学生以下無料
※( ) 内は15名以上の団体料金。
問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

休館日、開館時間など詳細はブリヂストン美術館公式サイトでご確認ください。

エドガー・ドガ《右手で右足を持つ踊り子》1896-1911年

ギュスターヴ・モロー《化粧》1885-90年頃

エミール=アントワーヌ・ブールデル《ペネロープ》1909年



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締め切りは、2014年1月17日24時です。

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