アート

Posted on 2013-03-07
東京都現代美術館 MOTコレクション 「私たちの90 年 1923-2013」「残像から-afterimages of tomorrow」


森千裕 《Little Trouble Girl》2010年

Editor:宮川由紀子

「イメージ」とは何か? 「イメージ」の力を検証

2013年4月6日(土)から6月9日(日)まで、東京都現代美術館(MOT)で、第1期「MOTコレクション」が開催されます。

「MOTコレクション」は、同美術館が所有する約4500点にのぼる作品を核として、現代美術についての理解を深めるため、多角的な視点からテーマを設けて行っている常設展示で、今期は「私たちの90年 1923-2013」「残像から-afterimages of tomorrow」の二つの展示を開催します。

展覧会概要
 
私たちは日々、自分の外側にも内側にも、無数の「イメージ」と接点を持ちながら暮らしています。

絵画や映像、写真から、いまだ可能性にとどまる無形のものも含め、「イメージ」という概念の射程範囲はとても広いものです。

今期のMOTコレクションでは、そのなかでも、表現者たちが自らの周りの世界に対する応答として生み出してきた「イメージ」について、改めて検証する展示を行います。

第1部では、昨年度から引き継いだシリーズ展示「私たちの90 年1923-2013」として、「関東大震災」から現在へと続く時間軸の中で、危機的な状況に際し、作家たちが「イメージ」の力をいかに信じ、これに抗したかを紹介します。

第2 部では、現実の痕跡-「残像(afterimage)」としての「イメージ」が、単に目の前にあるもののコピーではなく、世界の多層性を示すための手段として、どのように現われてきたかを紹介します。

先の甚大な震災とそれに続く状況は、私たちに膨大な「イメージ」群をもたらすと同時に、それでは把握しえない現実を前に、その無力さを印象付けることとなりました。

しかし、残像として-事後的に現れたとしても、表現は状況に抗する力を持ちうるはずです。現在、芸術表現における「イメージ」は、いかにして可能となるのでしょうか。

本展示を通して、私たちを惹きつけ、日常の隅々まで浸透する「イメージ」とは何か、さらには現実に対峙する表現の力について再考します。

出品予定作家
第1 部:鹿子木孟郎、井上長三郎、鶴岡政男、藤牧義夫、タイガー立石、中村宏、山下菊二、篠原有司男、会田誠、大岩オスカール、ロイ・リキテンスタイン、トーマス・デマンドほか
第2 部:森千裕、竹内公太、O JUN、風間サチコ、鴫剛、杉本博司、石井茂雄、アラン・マッカラム、ジョルジュ・ルースほか

MOTコレクション 第1 部 私たちの90 年 1923-2013 第2部 残像から-afterimages of tomorrow
会場 東京都現代美術館 常設展示室1F、3F
会期 2013年4月6日(土)から6月9日(日)まで
休館日 月曜日(ただし4/29、5/6 は開館)、4/30、5/7
開館時間 10時から18時まで(入場は閉館の30分前まで)
観覧料 一般 500円、大学生400円、高校生・65 歳以上250円、中学生以下無料
(企画展のチケットで「MOT コレクション」も見られます。)
問い合わせ 電話:03-5245-4111(東京都現代美術館)、03-5777-8600(ハローダイヤル)
同時開催 
「フランシス・アリス展」第Ⅰ期 MEXICO SURVEY メキシコ編(企画展示室B2F) 4/6(土)~ 6/9(日)
「桂ゆき- ある寓話-」(企画展示室3F) 4/6(土)~ 6/9(日)
「トーキョーワンダーウォール公募2013 入選作品展」(企画展示室1F) 5/18( 土) ~ 6/9(日)

東京都現代美術館

会田誠 《たまゆら(戦争画 RETURNS)》 1999年

指差し作業員 《ふくいちライブカメラを指差す》 2011年




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