アート

Posted on 2014-05-13
三菱一号館美術館で静嘉堂文庫所蔵の清朝・単色釉磁器を展示



Editor:蓬田(よも)修一

静嘉堂文庫美術館(東京・世田谷)の作品が、三菱一号館美術館(東京・丸の内)で展示されることになりました。

2014年6月14日から約1年間にわたり3回に分けて展示されます。

第1回は本年6月14日から9月23日までの間、三菱一号館美術館で開催中の「ヴァロットン-冷たい炎の画家」展と同時に、静嘉堂東洋陶磁コレクションの中から、中国・清時代に作られた単色釉磁器(たんしょくゆうじき)10 件を展示します。

単色釉磁器は、釉薬そのものの美しさを追求して生まれたモノクロームのやきものです。その黄金期である清朝の康熙(こうき・1662~1722)・雍正(ようせい・1723~35)・乾隆(けんりゅう・1736~95)年間の宮廷御器(ぎょき)を中心に作品を精選し展示します。

「人工の宝石」ともいうべき美の世界が堪能できる展示です。

※三菱一号館美術館、静嘉堂文庫美術館、東洋文庫ミュージアムの3館は、2014年2月から連携運営を行っています。静嘉堂文庫美術館は、施設改修工事のため現在休館中です。

<展示概要>
名 称:静嘉堂の東洋陶磁コレクション 第1 回「艶めくやきもの―清朝の単色釉磁器」
会 期:2014 年6 月14 日(土)~9 月23 日(火・祝)
場 所:三菱一号館美術館3F(「ヴァロットン-冷たい炎の画家」展内)
※本展示の観覧料は、「ヴァロットン-冷たい炎の画家」展の入館料に含みます。
第2回:2014年10月17日(金)~2015年1月12日(月・祝)
第3回:2015年2月7日(土)~5月24日(日)

火焔紅管耳方瓶(かえんこうかんじほうへい)「大清乾隆年製」銘(1736~95) 公益財団法人静嘉堂所蔵

吹青輪花盤(すいせいりんかばん)「大清雍正年製」銘(1723~35) 公益財団法人静嘉堂所蔵


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