アート
Posted on 2014-05-11
「ウフィツィ美術館展 ボッティチェッリとフィレンツェ・ルネサンスの輝き」東京都美術館で2014年10月開催
Writer:宮川由紀子
2014年10月11日(土)から12月14日(日)まで、東京都美術館で「ウフィツィ美術館展 ボッティチェッリとフィレンツェ・ルネサンスの輝き」が開催されます。
イタリア・ルネサンスの中心都市フィレンツェでは、15世紀後半から工房による組織的な制作活動が盛んになり、数多くの優れた芸術家が育成されました。
彼らは互いに切磋琢磨し合うなかで、工房の画一的な様式を超えた表現を探究し、やがてヴァザーリが「マニエラ・モデルナ(新しい様式)」と呼ぶところの、16世紀の卓越した新時代様式が開花します。
本展は世界的に名高いウフィツィ美術館の収蔵品を通して、15世紀から17世紀にかけてのフィレンツェ美術の流れを展観するものです。
メディチ家のコレクションを核に設立されたウフィツィ美術館はもっとも歴史が古く、ルネサンスを代表する画家ボッティチェッリの作品を数多く所蔵する美術館としても知られています。
本展は《パラスとケンタウロス》をはじめとするボッティチェッリ作品を多数紹介するほか、アンドレア・デル・サルトやポントルモ、ブロンヅィーノら、16世紀のフィレンツェ美術を牽引した主要な画家たちの約80点に及ぶ作品を通じて、豊かで多様なフィレンツェ・ルネサンスの真髄に迫ります。
見どころはつぎのとおりです。
日本で初めてのウフィツィ美術館展
出品作品の半数以上が世界に名高いウフィツィ美術館所蔵のものとなる、日本で初めてのウフィツィ美術館展です。アカデミア美術館、パラティーナ美術館、捨て子養育院美術館などフィレンツェを代表する美術館の作品も集結します。
ボッティチェッリの初期から晩年まで
本展のみどころの一つは、ウフィツィ美術館所蔵のボッティチェッリの代表作《パラスとケンタウロス》です。ほかにも初期の聖母子像から晩年の宗教感情みなぎる作品まで、フィレンツェの主要な美術館に所蔵される数々のボッティチェッリ作品が一覧できます。
「マニエラ・モデルナ」の真髄に迫る
本展ではボッティチェッリの作品とあわせて、ブロンヅィーノやアンドレア・デル・サルトら16 世紀フィレンツェを代表する芸術家たちの作品を通して、「マニエラ・モデルナ」の諸相を見ることができます。
ウフィツィ美術館展 ボッティチェッリとフィレンツェ・ルネサンスの輝き
会期 2014年10月11日(土)から12月14日(日)まで
会場 東京都美術館
観覧料金 一般1600円(1300円)、学生1300円(1100円)、高校生800円(700円)、65歳以上1000円(900円)
*( )内は前売および20名以上の団体料金。
*前売券は6月22日(日)から10月10日(金)まで販売(予定)。
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間、休館日など詳細は展覧会公式サイトでご確認ください。
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締め切りは、2014年10月10日24時です。
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