アート / コラム
Posted on 2024-03-06
【コラム】初心者のムンク
今回はムンク、エドヴァルド・ムンクについてです。ムンクの《叫び》は美術の教科書にも載っていますから、認知度抜群の画家ですね!
2018年に東京・上野公園の東京都美術館で「ムンク展-共鳴する魂の叫び」が開催されました。
見に行った方も多いと思います。わたしも行きました!
本物の《叫び》も見ました! 《叫び》もモチロン素晴らしかったですが、ムンクの生涯にわたる作品が展示されていて、大変に興味深く感じました。
展覧会の図録をはじめ、いろいろな資料を見て、改めてムンクのことを調べて、わたしなりにまとめてみました。
みなさまのアート鑑賞の参考になりましたら幸いです!
ムンク作品の特色
わたしなりに3つにまとめてみました。
ムンクは、およそ60年もの長きにわたって絵を描きました。
年齢や環境によって絵のスタイルは変化しましたので、すべての作品にあてはまる訳ではありませんが、ムンク作品を見るときの“補助線”となれば幸いです!
1 不安を視覚化
《叫び》のように、人間の心に潜む“不安”を絵画によって視覚化しました。
2 オーバーアクション
ムンクの作品に描かれている人物は、意外とオーバーアクションのポーズを取っています。
《叫び》も、両手を頬から耳のあたりを押さえているポーズで、改めて見るとかなりオーバーアクションです。
3 虚弱体質・精神疾患
ムンクは子供の頃から病弱でした。青年になって体力を回復しますが、その後の人生において、たびたび病気になっています。
また、精神的な疾患も抱えていたようで、精神病院に入院したこともあります。
こうした虚弱体質、精神疾患は、ムンクの作品に影響を及ぼしていたと考えられています。
ムンク作品 厳選12
ムンクは1863年(文久3年)に生まれ、1944年(昭和19年)に80歳で亡くなりました。
文久3年と言えば、日本では幕末。薩英戦争が起きた年です。その前の年には、生麦事件が起きています。昭和19年は、日本が戦争に負ける前年です。
ムンクの若い頃から晩年まで、彼の作品を厳選して紹介します!
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如何でしたでしょうか? みなさまのアート鑑賞の参考になりましたら幸いです!
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