アート

Posted on 2019-10-01
【映画】「永遠の門 ゴッホの見た未来」


ゴッホが見ていた世界をスクリーンに描き出す
「永遠の門 ゴッホの見た未来」が2019年(令和元年)11月8日(金)から新宿ピカデリーほかで上映されます。

画家フィンセント・ファン・ゴッホが見ていた世界をスクリーンに描き出したのがこの作品です。これまでとは全く異なるアプローチで、なぜゴッホの絵がこれほどまで長い年月にわたり、多くの人々の心をとらえて離さないのか、その核心に迫っています。

このチャレンジを達成したのは、『潜水服は蝶の夢を見る』でアカデミー賞4部門にノミネートされ、カンヌ国際映画祭とゴールデン・グローブ賞の監督賞を獲得したジュリアン・シュナーベル監督です。彼自身、新表現主義の画家でもあります。

ゴッホを演じるのはウィレム・デフォー。本作で男優賞を受賞、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされました。

アルルでのひと時を共に暮らしたゴーギャンには、『スター・ウォーズ』新シリーズのオスカー・アイザック、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のマッツ・ミケルセンや、『潜水服は蝶の夢を見る』でもシュナーベルとタッグを組んだマチュー・アマルリックやエマニュエル・セニエらが支えています。

脚本は『存在の耐えられない軽さ』でアカデミー賞名誉賞を授与された映画界のレジェンド、ジャン=クロード・カリエールです。

映画では、ゴーギャンと出会った34歳から銃弾で亡くなる37歳までが描かれています。自殺とされるゴッホの謎の死にも、ひとつの答えが提示されています。

上映開始に先立つ10月11日からは、上野の森美術館で「ゴッホ展」が開催されます。映画を通してゴッホの見た〈夢〉、ゴッホの目を通した〈世界〉に接することで、作品鑑賞がより深まるのではないでしょうか。

永遠の門 ゴッホの見た未来
2019年(令和元年)11月8日(金)から新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ジュリアン・シュナーベル  
脚本:ジャン=クロード・カリエール
出演:ウィレム・デフォー、ルパート・フレンド、マッツ・ミケルセン、オスカー・アイザック、マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ 
配給:ギャガ、松竹 © Walk Home Productions LLC 2018 
原題:At Eternity’s Gate/2018/イギリス・フランス・アメリカ/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/111分/字幕翻訳:松岡葉子

 

 

 

 

※写真はすべて「永遠の門 ゴッホの見た未来」© Walk Home Productions LLC 2018




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