アート / マーケティング

Posted on 2021-07-10
日本の美術品市場規模2363億円「日本のアート産業 市場調査2020」



 


美術関連の商品・サービスを合計した市場規模は3197億円 
一般社団法人アート東京は、5年目となる「日本のアート産業に関する市場調査」を行いました。

約2万人を対象とした購入動向調査により、2020年の日本全体の美術品(古美術、洋画、彫刻、現代美術など)の市場規模は2363億円と推計しています。

4から5月にかけての緊急事態宣言の影響もあり、前年に比べて約8.4%減少です。

これは、欧米のアート先進国が20%以上の減少となる中で、限定的な減少幅となりました。

アート産業には、上述の美術品市場だけでなく、グッズやカタログなどの「美術関連品市場」や、美術館入場料や日本各地で開催される芸術祭消費額を含む「美術関連サービス市場」があります。

それぞれ、美術関連品市場が379億円、美術関連サービス市場が456億円となり、3つの市場の合計は推計3197億円となりました。

調査では、日本の世界の美術品市場における割合も推計しました。

2019年の世界の市場規模(およそ7兆円)に対して、日本(国内事業者の市場規模2270億円)は3.2%と推計されます。

2018年は2.8%でしたので、世界での日本のプレゼンスは上昇したといえます。 
    
     




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