アート / ライフ
Posted on 2022-03-12
レビュー「アートフェア東京2022」 日本最大級のアート見本市

東京国際フォーラム ロビーギャラリーの会場風景
歴史的な美術品から最先端の現代アートまで
2022年(令和四年)3月11日から東京国際フォーラムで、日本最大級の国際的なアート見本市「アートフェア東京2022」のパブリックビューイングが始まりました。13日まで開催中です。
国内外150の出展者が集い、歴史的な美術品から最先端の現代アートまで、約3500点の作品が一堂に集まっています。
会場は「ギャラリーズ」「クロッシング」「プロジェクツ」で構成されています。
国内外で活躍するコマーシャルギャラリーや美術商が出展する「ギャラリーズ」には、縄文土器や東アジア伝来の古美術、江戸時代の浮世絵や印象派の巨匠など歴史的な美術品から、成長著しい国内外の現代アートまでが並びます。
「クロッシング」はその名のとおり、多彩なアートの分野が交差するセクションです。
日本美術市場で存在感を放つ百貨店が企画するブースや、数百年の伝統と日本各地の文化を今に伝える地方工芸団体、そして、身に着ける現代アートともいえるコンテンポラリージュエリー、ファッションやいけばなからのアートへのアプローチなど、バラエティに富んだアートの新たなジャンルが集合しています。
「プロジェクツ」は、これからのアートシーンで注目すべき作家を個展形式で発表するセクションです。
12軒の現代美術ギャラリーが新しい切り口でアートマーケットに切り込みます。
新しい同形のブースが連なることで、それぞれの個性が際立ち、作家の凝縮された世界観を見比べられます。
アートフェア東京2022
会期 2022年(令和四年)3月10日(木)から13日(日)まで ※10日は招待制、11日からパブリックビュー
会場 東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
パブリックビュー開館時間 午前11時~午後7時 ※最終日の13日のみ午後4時まで
チケット 予約当日券5000円 ※事前オンライン予約のみ レイトパス(3/11、12の17:00~19:00のみ)2000円
※小学生以下は、大人同伴に限り入場無料
公式サイト https://artfairtokyo.com/
写真は、3月10日に行われたプレスプレビューで撮影した会場の様子です。

縄文土器や東アジア伝来の古美術、江戸時代の浮世絵や印象派の巨匠など歴史的な美術品から、成長著しい国内外の現代アートまでが並ぶ

地下2階ホールEの入り口。入ってすぐはギャラリーズのセクション

安心して来場してもらえるよう、感染拡大予防対策を徹底し、慎重に運営されている。分散来場を促進するため「レイトパス」を販売し、「予約当日券」は混雑状況に合わせ限定枚数を発行している

四代 田辺竹雲斎の《循環》。作品は展覧会終了後にはすべて解きほどかれ、また新たな作品を生み出す素材として再利用される。地下2階ギャラリーズセクション、夢工房ブースにて

海外でも人気な作品「キャンディ♡キャンディ」を手掛けたいがらしゆみこの作品が展示されていた。画像は《幸せだね♡》のシルクスクリーンVer.《We’re Happy Aren’t We♡》。このほかアクリルペイントでキャンバスに描かれた作品も。地下2階ギャラリーズセクション、小宮山書店ブースにて
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