歴史

Posted on 2022-08-15
加耶の興亡の歴史と華麗な文化 日本で30年ぶりに加耶至宝が集結



加耶の耳飾り 陜川玉田M4号墳出土 6世紀前半 大韓民国国立中央博物館写真提供 


 
加耶と倭の緊密交流も浮き彫りに
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で、国際企画展示「加耶―古代東アジアを生きた、ある王国の歴史―」が、2022年(令和四年)10月4日から12月11日まで開催されます。

加耶(かや)とは、日本列島の古墳時代と同じ頃、朝鮮半島の南部に存在した、互いに協力し、ときには競い合いながら活躍した国々のことです。

おおむね4~6世紀に、海上交易と鉄生産を一体として運営し、東の新羅(しらぎ)や西の百済(くだら)、古代日本の倭、そして中国などとも交流を重ねながら、大きな成長をとげました。

しかし、新羅と百済という強国のはざまの中で徐々に勢力が弱まり、562年に滅亡してしまいます。

今回、大韓民国国立中央博物館の全面的な協力のもと、加耶の墳墓から出土した金銀のアクセサリー、整美な土器、武威を示す武器や馬具、成長の礎となった鉄、そして対外交渉を示す外来の品々など約220点の資料を展示することにより、加耶の成り立ちから飛躍、そして滅亡までの歴史を明らかにします。

また、加耶の古墳で出土する倭の文物を通して、加耶と倭の緊密な交流の様子も浮き彫りにします。

日本国内で加耶の至宝が一堂に会して展示されるのは、実に30年ぶりのことです。

展示構成
プロローグ 加耶とは何か
Ⅰ 加耶を語るもの
Ⅱ 加耶への道
Ⅲ 加耶人は北へ南へ―4世紀
Ⅳ 加耶王と国際情勢―5世紀~6世紀初め
Ⅴ 加耶のたそがれ―6世紀前半~中葉
エピローグ 加耶史と現在
 
 
加耶―古代東アジアを生きた、ある王国の歴史
会場 国立歴史民俗博物館 企画展示室A
会期 2022年(令和四年)10月4日(火)から12月11日(日)まで
開館時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館)
※開館日・開館時間は変更になる場合があります。
料金 一般1000円、大学生500円
※総合展示も合わせてご覧になれます。
※高校生以下は入館料無料です。
※高校生および大学生の方は、学生証等を提示してください。(専門学校生など高校生および大学生に相当する生徒、学生も同様です)
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者とともに入館料無料です。
※半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑に入場できます。また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。
 
 

咸安末伊山古墳群の遠景 5、6世紀が中心の時期 大韓民国国立中央博物館写真提供 

金銅製の冠 高霊池山洞32号墳 5世紀中頃 大韓民国国立中央博物館写真提供 

加耶の墳墓で出土した倭の甲冑 高霊池山洞32号墳 5世紀中頃 大韓民国国立中央博物館写真提供 


 

 




 

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締め切りは、2022年10月3日24時です。

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