アート

Posted on 2023-01-28
「佐伯祐三 自画像としての風景」東京ステーションギャラリー


《郵便配達夫》 1928年、大阪中之島美術館 


 
佐伯が過ごした3つの街(大阪、東京、パリ)に焦点
東京駅の東京ステーションギャラリーで企画展「佐伯祐三 自画像としての風景」が開催中です(会期:2023年(令和五年)1月21日(土)から4月2日(日)まで)。

大阪中之島美術館が所蔵する国内最大の佐伯祐三コレクションを核に、全国の美術館と個人所蔵家から厳選した代表作100余点が一堂に展示されています。

佐伯祐三(1898~1928)はおよそ100年前、大阪、東京、パリの3つの街で、短くも鮮烈な生涯を送った天才画家です。

佐伯といえば《郵便配達夫》が有名ですが、やはり彼は風景の画家だと言えるでしょう。

今回の展覧会名「自画像としての風景」は、風景画を佐伯自身と見立てて名づけられました。

佐伯は短い画業の中で何度か画風を変化させていますが、多くの場合、モチーフとなる風景の発見と結びついていまます。

本展では佐伯が描いた3つの街(大阪、東京、パリ)に焦点を当て、風景画だけでなく、人物画や静物画も含めた佐伯芸術の造形的な特質が、どのように形成されたのかを明らかにします。

佐伯の本格的な回顧展は東京では意外にも、2005年に練馬区立美術館開館20周年を記念して開催された「佐伯祐三-芸術家への道-」以来、18年ぶりとなります。

会場の東京ステーションギャラリーは、佐伯祐三と同時代の1914年に創建された東京駅丸の内駅舎(重要文化財)の中にあり、当時の構造レンガがそのまま展示室の空間に生かされています。

パリの石造りの建物や重厚な壁に魅了された佐伯の作品を、赤レンガ壁の空間で味わうのは、趣もひとしおでしょう。
 
 
佐伯祐三 自画像としての風景
会場 東京ステーションギャラリー
会期 2023年(令和五年)1月21日(土)から4月2日(日)まで
※会期中一部展示替えがあります。
開館時間 午前10時~午後6時(金曜日は午後8時まで)※入館は閉館30分前まで
休館日 月曜日(3月27日は開館)
観覧料 一般1400円、高校・大学生1200円、中学生以下無料
*障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
*最新情報・チケット購入方法は東京ステーションギャラリーウェブサイトでご確認ください 
 

《コルドヌリ(靴屋)》 1925年、石橋財団アーティゾン美術館 

《ガス灯と広告》 1927年、東京国立近代美術館 

《煉瓦焼》1928年、大阪中之島美術館 


 
以下は1月20日に行われたプレス内覧会で撮影した会場風景です。

まず出迎えてくれるのは《立てる自画像》 1924年、大阪中之島美術館 


 

佐伯祐三と同時代に創建された東京駅丸の内駅舎の当時の赤レンガが生かされた展示空間で作品鑑賞できる 

 




 

■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。「佐伯祐三 自画像としての風景」招待券プレゼント■■■■


「佐伯祐三 自画像としての風景」の開催を記念して、M&Cの読者の中から5組10名様にチケットをプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2023年2月20日24時です。

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