アート
Posted on 2013-05-22
「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」 世界に誇るコレクションを3都市で

ピエール=オーギュスト・ルノワール 《ジャンヌ・サマリーの肖像》 1877年 油彩、カンヴァス 56×47cm
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow
モスクワのプーシキン美術館が世界に誇るコレクションから、珠玉のフランス絵画を集めた「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」が2013年4月26日、名古屋の愛知県美術館を皮切りに、横浜、神戸で開催されます。
この展覧会は2011年の開催が予定されていたものの、同年3月に起きた東日本大震災と原発事故の影響を受けて急遽中止となったものです。主催者間で協議を重ね、このたび、当初予定と同じ3会場で開催することとなったものです。
ロシアにおけるフランス美術の蒐集は、17世紀ロマノフ王朝の大帝ピョートル1世に始まると言われます。
18世紀後半に王朝の全盛期を築いた女帝エカテリーナ2世も、ロシアの富と文化的洗練をヨーロッパ諸国にアピールすべく、体系的なコレクションの形成に力をそそぎました。
19世紀になると、コレクションを一般公開し、若い芸術家を支援する新興ブルジョワジーがモスクワに登場します。
印象派にはじまるフランスの近代美術をいち早く蒐集したセルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフは、その代表格と言えるでしょう。
国家の歩みと連動するように、同時代のフランス文化につねに目を向けていたロシアは、結果として300年にわたるフランス美術の変遷をたどれるほどの質と量を誇る作品群を蓄積することになりました。
本展で紹介する絵画作品は、それら「ロシアがあこがれたフランス美術」の枠を体現するものです。
会場で見ることができるのは、17世紀古典主義の巨匠プッサン、18世紀ロココの代表ブーシェ、19世紀のアングル、ドラクロワ、ミレー、印象派やポスト印象派のモネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、そして20世紀のピカソやマティスなど66点。
フランス本国もうらやむほどの質の高いフランス絵画がラインナップで、フランス絵画300年の栄光の歴史をたどります。
なかでも、ルノワールの印象派時代最高の肖像画と評される≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫は、最大の見どころです。

ニコラ・プッサン 《アモリびとを打ち破るヨシュア 》
1624-25年頃
油彩、カンヴァス
96×134cm
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

クロード・モネ 《陽だまりのライラック》
1872-73年
油彩、カンヴァス
50×65cm
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

ポール・セザンヌ 《パイプをくわえた男》
1893-96年頃
油彩、カンヴァス
91×72cm
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow
<開催概要>
愛知会場
会期 2013年4月26日(金)から6月23日(日)まで
会場 愛知県美術館
開館時間 10時から18時(金曜日は20時)まで ※入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日
観覧料 一般1300円(1100円)、高校・大学生1000円(800円)、中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
問い合わせ 電話:052-971-5511(代表)
横浜会場
会期 2013年2013年7月6日(土)から9月16日(月・祝)まで
会場 横浜美術館
開館時間 10時から18時まで ただし、8月、9月の金曜日は20時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 木曜日 ただし8月1日、15日は開館
観覧料 一般1500円(前売1300円、団体1400円)、高校・大学生1200円(前売1000円、団体1100円)、中学生600円(前売400円、団体500円)、小学生以下無料
※団体は20名以上
問い合わせ 電話:03-5777-8600(ハローダイヤル、8時から22時まで、無休)
神戸会場
会期 2013年2013年9月28日(土)から12月8日(日)まで
会場 神戸市立博物館
問い合わせ 電話:078-391-0035(神戸市立博物館)
2013年7月5日に実施された内覧会の様子です。

「第1章 17-18世紀 古典主義、ロココ」のエリア

今回の展覧会の目玉のひとつ、ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルの《聖杯の前の聖母》

今回の展覧会のポスターやチラシでもお馴染みのピエール=オーギュスト・ルノワールの《ジャンヌ・サマリーの肖像》

ポール・ゴーギャンの作品も展示されている。写真は《彼女の名はヴァイルマティといった(ヴァイルマティ・テイ・オア》

内覧会の日に行われた記者会見。左から、横浜美術館主任学芸員・松永真太郎氏、横浜美術館館長・逢坂恵理子氏、プーシキン美術館副館長・イリーナ・バカノワ氏
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締め切りは、2013年6月30日24時です。
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