アート / ファッション

Posted on 2026-01-19
国立新美術館 2026年企画展スケジュール


 ©国立新美術館

 

東京・六本木の国立新美術館で2026年に開催される企画展スケジュールは次の通りです。

15・16世紀から近代、現代までの美術、そしてファッションやマンガなど、多彩なジャンルの展覧会が予定されています。

 

 

2026年2月11日(水・祝)~5月11日(月)
国立新美術館 企画展示室2E

ヴォルフガング・ティルマンス
《ザ・コック(キス)》
2002年
テート美術館蔵
© Wolfgang Tillmans, courtesy of Maureen Paley,
London; Galerie Buchholz; David Zwirner, New York

 
サッチャー政権時代(1979~90年)の失業率の悪化や不況を経験し、緊張感漂う英国社会では、既存の美術の枠組みを問い直し、作品の制作や発表において実験的な試みをする作家たちが登場しました。

1990年代に「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たち、そして、彼らと同時代のアーティストたちは、大衆文化、個人的な物語や社会構造の変化などをテーマとし、多様な手法を用いて独創的な作品を発表しました。

本展では、約60名の作家によるおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の創作の軌跡を検証します。

 

 

2026年4月15日(水)~7月6日(月)
国立新美術館 企画展示室1E

森英恵
《イヴニングアンサンブル(ジャンプスーツ、カフタン「菊のパジャマドレス」)》
1966年
ハナヱ・モリ 島根県立石見美術館
撮影: 小川真輝

 

1950年代にキャリアを開始した森英恵は、映画衣装の制作で注目されるようになりました。

母、妻であるだけでなくデザイナーとして活躍していく森は戦後日本で新しい女性像を体現していきます。

ニューヨーク、パリを舞台にして作品を発表し、日本人として初めて海外で本格的に自身のブランドを確立しただけでなく、日本の布地や職人技を生かして、美意識と技術力を発信し続けました。

本展では約400点の作品を通じて、森の活動の全貌を紹介します。

 

 

2026年6月10日(水)~9月21日(月・祝)
国立新美術館 企画展示室2E

ピカソの初期から晩年までの作品群を緩やかな時系列に従って展観します。

パリの国立ピカソ美術館が所蔵する20世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソ(1881~1973)の作品からインスピレーションを得て、伝統的な仕立てと遊び心あふれる色使いで知られる英国人デザイナー、ポール・スミスが会場のレイアウトを考案します。

自由な発想で創り上げられた会場構成は、ポール・スミスがデザインする洋服や小物のような色鮮やかさと楽しさに満ちています。

 
  

2026年9月9日(水)~12月13日(日)
国立新美術館 企画展示室1E

 レオナルド・ダ・ヴィンチ
《女性の肖像》、誤って付された別称《美しきフェロニエール》
1490‒1497年頃
パリ、ルーヴル美術館
© GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Michel Urtado

 

イタリアで花開き、15・16世紀にヨーロッパ各地で隆盛したルネサンス美術の本質的特徴を、ルーヴル美術館の所蔵品から選りすぐられた50点余りの絵画、彫刻、版画、工芸の名品を通して、浮き彫りにしようとする展覧会です。

初来日となるレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》をはじめ、ルネサンス期の重要な作家たちの作品を紹介します。

 

 

2026年10月28日(水)~2027年2月8日(月)
国立新美術館 企画展示室2E

(左)©萩尾望都/小学館 (中)©山岸凉子 (右)©大和和紀/講談社

 

少女漫画界を代表する巨匠、萩尾望都・山岸凉子・大和和紀の画業をたどる三人展が、国立新美術館開館20周年を記念し、開催されます。

萩尾・山岸・大和は、いずれも1960年代後半にデビューし、1970年代には表現の可能性を大きく広げた「少女漫画黄金期」の立役者として活躍しました。

以来、現在に至るまで精力的に作品を発表し続け、まさに表現の多様性を探求する歴史とともに歩んできた“時代の証言者”とも言える存在です。

本展では、三人のこれまでの創作活動を、代表作の原画や貴重な資料を通して振り返るとともに、それぞれの活動の軌跡、創作の源泉に迫ります。

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