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Posted on 2011-10-12
アド・ミュージアム東京で「D&AD賞2011展」 世界トップレベルの広告クリエイティブ


Writer:蓬田(よも)修一

東京・汐留のアド・ミュージアム東京で、「D&AD賞2011展」が、2011年10月13日から11月20日までの会期で開催中です。

英国の非営利団体D&ADが顕彰するD&AD賞は、数ある広告賞の中でも審査の厳しさで定評ある国際的なデザイン・広告・アートディレクションの賞です。

最高賞であるブラック・ペンシルは受賞がない年もありますが、本年度は5作品がその栄誉に浴しました。

ブラック・ペンシルを受賞した作品は、日常の身近なプロダクトデザインや広告キャンペーンから、人権抑圧に抗議するイベント、ITの常識を覆す新しいテクノロジーまで、幅広いテーマにわたっています。

会場には、これらのブラック・ペンシル受賞作品をはじめ、イエロー・ペンシル受賞作品、そしてノミネーネションおよび学生賞から選りすぐりの作品が展示されています。

今年度のブラック・ペンシル受賞作品から2点紹介しましょう。

ひとつ目はオールドスパイスです。

メンズブランドのオールドスパイスは女性の購入者も多いことから、男女両方をターゲットとし、CMを核にWEBのバイラルを巻き込んだキャンペーンを展開。

どうやって撮影したのかと思う不思議な映像で話題を喚起するなどユニークなアイデアが評価されました。

(写真キャプションは2点とも、受賞種類/部門名/タイトル/広告会社・制作会社/クライアント/国名の順)

ブラック・ペンシル受賞 TV & Cinema Advertising / TV Commercial Campaigns The Man Your Man Could Smell Like / Did You Know / Questions / Boat: 男の中の男、貴方の彼も同じ香りが/ご存知でした?/質問/ボード Wieden+Kennedy Portland Old Spice アメリカ

ふたつ目は人権保護団体Human Rights Watch です。

人権保護団体Human Rights Watch は、ミャンマーで20年ぶりに行われた選挙の際、無実の政治犯の釈放を求めるキャンペーンをNYのグランドセントラルステーションで実施しました。

参加した人々は、2000本のペンを鉄格子に見立てた200の独房の装置からペンを抜き取り、そのペンで釈放要求の嘆願書にサインしました。

ブラック・ペンシル受賞 Spatial Design / Installations Burma(ミャンマー) JWT New York Human Rights Watch(人権保護団体) アメリカ

■「D&AD賞2011展」開催概要

会 期:2011年10月13日(水)~11月20日(日)
会 場:アド・ミュージアム東京
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は火曜日)
主 催:公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団/D&AD
協 力:電通
入場料:無料

アド・ミュージアム東京


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