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Posted on 2011-10-29
デザイン&クリエイティブに関心ある人必見!「D&AD賞2011展」アド・ミュージアム東京で開催中


Writer:蓬田(よも)修一

国際的に著名な広告・デザイン賞であるD&AD賞の受賞作品を一堂に集める「D&AD賞2011展」が、東京・汐留のアド・ミュージアム東京で開催中です。

D&AD賞は数ある広告関連賞の中でも審査が厳しいことで有名です。対象作品は広告にととまらず、プロダクトデザインやアートディレクションなどにも及んでいるのが特徴です。

2011年度の大きな話題は、最高賞「ブラック・ペンシル」に5作品が選ばれたことです。「ブラック・ペンシル」は、厳しい審査ゆえに受賞作品がない年もあるほどです。それが5つも選ばれたということは、革新的な作品がいかに多かったかがうかがえます。

2011年度の応募総件数は、64か国から1万482件(そのうち日本からの応募数は327件)でした。

ちなみに、ブラック・ペンシルに次ぐ賞である「イエロー・ペンシル」には53件が受賞しました(日本作品は2件が受賞)。

会場エントランス。きらびやかな今回の展覧会ポスターでディスプレイされています。

第1会場には、ブラックペンシル受賞5作品が展示されています。各作品とも映像をプロジェクターで映し、ダイナミックな演出で紹介されています。

ブラック・ペンシル受賞作品のひとつ「オールドスパイス」(TV & Cinema Advertising / TV Commercial Campaigns 部門)は、「どうやって撮影したのかと思う不思議な映像で話題を喚起した」という授賞コメントのとおり、意表をつくストーリー構成が大画面で実感できます。

Product Design / Consumer部門での受賞作品「Plumen 001」は優れたデザイン性を備えた電球です。電球というありふれたアイテムでも、革新的なデザインであれば最高の賞が受賞できることを実証しています。会場にはPlumen 001の実物も展示されています。

第1会場の様子。「ブラック・ペンシル」受賞作品が鑑賞できます。

第2会場には、イエロー・ペンシル受賞作品などが紹介されています。

第2会場の様子。「イエロー・ペンシル」受賞作品などを見ることができます。

「D&AD賞2011展」には、広告だけではなく、プロダクトや雑誌などの作品も展示されているので、デザインやクリエイティブに関心ある人にとっては見逃せない展示会だと言えるでしょう。

本サイトでは、2009年に同ミュージアムで開催された「D&AD賞2009展」において、担当学芸員にD&AD賞についてインタビューしました。D&AD賞とはどのような賞か、同館学芸員・岩本紀子さんが語っています。

D&AD賞について知りたい方は、こちらもご覧になってみて下さい。

世界最高峰のクリエイティブ 「D&AD賞2009」

■「D&AD賞2011展」開催概要

会 期:2011年10月13日(水)~11月20日(日)
会 場:アド・ミュージアム東京
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は火曜日)
主 催:公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団/D&AD
協 力:電通
入場料:無料

アド・ミュージアム東京

(※写真は、アド・ミュージアム東京の許可を得て撮影しています)


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