アート

Posted on 2012-02-02
「KATAGAMI Style」展 三菱一号美術館で2012年4月6日から


Writer:蓬田(よも)修一

東京・丸の内の三菱一号館美術館では、2012年4月6日から5月27日まで、日本の伝統デザインである型紙の展覧会「KATAGAMI Style」が開かれます。

長い歴史を持つ日本の型紙は、19世紀末の万国博覧会などを契機に西欧にもたらされ、KATAGAMIとして広く知られる存在となりました。

浮世絵が、モネやゴッホなどの印象派・ポスト印象派の画家たちに強い影響を与えたことは有名ですが、型紙もまた、19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に活発化したアール・ヌーヴォー、アーツ・アンド・クラフツ、ユーゲントシュティールなどの美術工芸改革運動に大きな影響を与えたのです。

現在でも世界各国の美術館・博物館には多数のKATAGAMIが収蔵されています。

今回の展覧会では、型紙の影響がみられる作品と型紙を並べて展示し、数年にわたる世界各国での型紙調査によって明らかとなった研究成果を紹介します。

展示構成

第1章 型紙の世界
日本における型紙の歴史とその展開

第2章 型紙とアーツ・アンド・クラフツ
英米圏における型紙受容の諸展開

第3章 型紙とアール・ヌーヴォー
仏語圏における型紙受容の諸展開

第4章 型紙とユーゲントシュテール
独語圏における型紙受容の諸展開

第5章 現代に生きる“KATAGAMI”デザイン
型紙に由来する現代のデザイン

《型紙 葎梅花扇》 1731年(享保十五年) 鈴鹿市

《絹プリント見本帳》 1900-05年頃 リバティ社

今回の展覧会のチラシ。資生堂の企業文化誌「花椿」で知られるデザイナーの仲條正義氏が、ポスターやチラシなど広報・宣伝物のデザインを手掛けている。

<開催概要>
●会場:三菱一号館美術館
●会期:2012年4月6日(金)~5月27日(日)
●休館日:毎週月曜(但し、4月30日と5月21日は開館)
●開館時間:[火・土・日・祝]10時~18時、[水~金]10時~20時
※いずれも最終入館は閉館30分前まで
●主催:三菱一号館美術館、日本経済新聞社
●観覧料:[当日券]大人1,400円、高校・大学生1,000円、小・中学生500円
[前売券]大人1,200円

同展は東京開催の後、京都と三重で巡回開催します。

【京都展】
会場:京都国立近代美術館
会期:2012年7月7日~8月19日

【三重展】
会場:三重県立美術館
会期:2012年8月28日~10月14日

KATAGAMI Style 公式サイト

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