アート

Posted on 2012-07-26
“おいしい”の印刷表現に、トップクリエーターとプリンティングディレクターが挑戦! P&Pギャラリーで「GRAPHIC TRIAL 2012」


Writer:蓬田(よも)修一

今回で7回目となる「GRAPHIC TRIAL 2012」のエントランス。

毎年恒例となった「GRAPHIC TRIAL」が、印刷博物館P&Pギャラリーで開催されています。

GRAPHIC TRIALは、トップクリエーターと凸版印刷のプリンティングディレクター(PD)がタッグを組み、新たな印刷表現を獲得する実験(トライアル)企画です。

7回目となる今回は、勝井三雄とAR三兄弟、森本千絵、三星安澄、竹内清高の各氏が参加しました。

「おいしい印刷」という展覧会のテーマのもと、参加クリエーターがPDとともに試行錯誤を重ねながら、見る人に“おいしい”という感覚を感じてもらえるような印刷表現を目指しました。

“おいしい”に対するクリエーターの大胆な着眼点と柔軟な発想力、それをかたちにしていくPDの豊富な印刷知識とアイデアを楽しむことができます。

会場風景。作品の完成に至るまでの各段階における校正刷りが展示してある。手にとり印刷の様子を確かめられる校正紙も多い。

勝井三雄氏とAR三兄弟の作品。印刷技術で、ひとの五感にどこまで挑戦できるのか。ARを取り入れた作品もある。

森本千絵氏の作品。印刷によるコラージュ。森本氏にとって“おいしい”とは、ふと目にした美しいものや人との出会いなどあらゆるものごとを形容する言葉。

三星安澄氏の作品。モアレをコントロールし、グラフィックデザインとして成立させた。

竹内清高氏の作品。印刷にも料理にあるような“隠し味”と“仕上げ”をほどこし、「視覚で感じるおいしさ」を目指した。

≪開催概要≫

◆展覧会名:GRAPHIC TRIAL 2012
◆開催会場:印刷博物館P&Pギャラリー
◆開催期間:2012 年6 月1 日(金)から8 月26 日(日)
◆入場料:無料 ※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要です。
◆休館日 :毎週月曜日(ただし、7月16日は開館)、7月17日
◆開館時間:10:00~18:00
◆主催:凸版印刷 印刷博物館
◆企画:凸版印刷 グラフィックデザイン・アーツ・センター
◆後援:社団法人日本グラフィックデザイナー協会
◆協力:竹尾/平和紙業
◆作品協力:トッパングラフィックコミュニケーションズ

GRAPHIC TRIAL 2012 公式サイト


Tags:
Posted in アート | Comments Closed

Related Posts